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二種類の人

夕食時、ラインに私の一本の動画を送ったら、返礼に、一分弱の

動画が付いてきた。「また、遊びにきてね。待ってる・・・」

居間全体のアングルから部屋着姿の幼児にズームイン。さらに

恥らいながらおどける笑顔がそれはそれは可愛い。ズッキ―ン。


「今、ひとりで、遊んでる・・・」 かける言葉が見つからず

戸惑ってる様子が手に取るようにわかる。今すぐ駆け寄り

見つめ抱きしめたい衝動にかられた。まるで愛する恋人か、

我が子のよう。世の中には二種類の人間しか存在しない。

《愛する人と愛される人》

かの、トルストイは、かくのたまわった。

「確実に幸福な人になる

ただひとつの方法は、人を愛することだ。」

さらにこうも・・・

「愛は人生に没我を教える、それゆえに

         愛は人間を苦しみから救う。」 深い・・・

「没我(ボツガ)」とは我を忘れる事と、すぐ、ググった、よ。

今朝、おきがけに、寝床でフェイスブックで誰かの投稿を目に

して、心に刺さったので紹介させていただいてます。詰まる

ところ、究極の幸福とは、お互いに愛し合える人、と言えそう

だ・・・


今日はここまで。近藤浩二でした。

では、また。


テレビのCMで長澤まさみが言ってた。

「世の中には、虫コナーズか虫コナーズ的なものの、

どちらかを使ってる、 近所の***さんちは、

虫コナーズ的なものを使ってるらしい、

(にやけながら)勝った・・・」「(あきれながら)何に? 」

たったこれだけの掛け合いですが、妙に記憶に残った。吹き出し

そうになった。思い出しては、ひとり含み笑ってしまう。


男女が結びつくには、《心を裸にしよう》って。自分の想いは、

自粛するな!!

今日もごちそうさまでした。


 

好き嫌い

「***さんは、どうですか?」「・・・ もう、ええ」

微笑んで、近づき、声をかけると、相手はなぜか、怪訝(けげ

ん)そうに、眉間を寄せた。あからさまに嫌われ、そでにされた。

僕は、何がなんだか、さっぱりわからなくて、困惑して、席を

立ってその場を離れた。気分を害して心がざわついたので、落ち

着こうとお手洗いに向かった。「お前が嫌いなら、俺の方こそ、

お前なんか、大嫌いだ!!」あいつはいったい、何を考えている

のだろう? 自分の接し方に何か問題があったのだろうか?

相手は何か攻撃されそうに思ったのか? ただ、僕を嫌いな

だけなのか? 世の中にはほんと信じられない様々な人が

いる。 もっと、平和的に愛情を持って付き合えられないもの

だろうか? 「いい年して、まったく、いけ好かないやろう

だ。」「いいだろう、まぬけやろう」「もう二度と、お前なんか

かまってやらないぞ」「長い人生で、てめえは、いったい、何を

教わった?」何だか、人間嫌いになりそうだ。ほんと、むなくそ悪い。


僕も、けっこう、人見知りで、初めての場所や初めてのひとたち

の中では、不安がのしかかって、引っ込み思案で、思うように

振る舞えず、充分、力を発揮できない子供だったのですが・・

ある時点から、人が変わった様に、ときに、社交的になったり、

孤独を愛したりと、変貌自在に豹変します。周囲の人は戸惑うば

かり。ですが、子供の時分から、誰とでも、友達になれて、仲良

くなれたものです。学校の通信簿にも「誰とでも、仲良くでき

る」って、評価されたものです。でも当然、こんな僕でも苦手で

関わりたくないって人も存在します。少数ですが・・・


のっけの彼は、僕とはそりが合わないと感じたのでしょうか?

「好意を持ってくれてる」なと感じると、親近感がわいて、当然

その人間が好きになってしまうものが人間というものでしょうに

相手に「きらいーーー」と感じると、こちらも鏡のように跳ね返

って「俺も、お前、きらいーー、いや、大嫌いーー」とこうなる。

良い意味でも悪い意味でも、たとえ言葉にせずとも、心は通じて

しまうものだ。《した方は忘れても、された方は忘れない》って


今日はここまで。近藤浩二でした。

では、また。


有り難いことに、学生の頃の同級生は見かけると、近づいて「元

気か?」や「近藤くん、わかる?」「こうじ、どうや?」「ビー

バー、ひさしぶり」(中学生の時の愛称)とか声を掛けてもらえる

内心はどう思っているかわからないが・・・ しかし、基本的に

は、ほとんどの人は、親しみを持って、いさかいを起こさない

よう平和的に振る舞う。

《人をゴキゲンにするもフキゲンにするも付きあう人しだい》

じゃないでしょうか? こう見えて、くじけそうになりそう

なので、努めて明るく、振る舞っています。


今日もおごちそうさまでした。


 

!!!

やはり、《科学はウソをつかない》の現実を目の当たりにした。

最先端技術を駆使した天気予報が、述べることに間違いはない。

昨日の陽の日差しから打って変わって、なんだか気の乗らない

曇り空。レイニーシーズン、梅雨の季節だ。でも今朝は気分が

とっても良いのです。思いもよらないことがあるときは、ほんと

に突如に起こる。妻とともにわが目を疑った。やっと、ツキが

回ってきた、って予感。オキシトシンが出まくりだ。何? !!


《世界は一瞬で変わる》はまさに真実です。一年前の今時分

「新型コロナ」なんて世界中の誰ひとり想像もできなかった

はず。それがいまや、それが原因で世界が大きく変わろうと

している。朝ドラも青天の霹靂(へきれき)。話し変わって、

実際、幸福の使者が我が家にひんぱんに訪れる。ブラボー!!


今朝は妙にそのツバメが気になる。早朝からひっきりなしだ。

ほぼ休むことなく、飛び立ったと思うと、わずかな時間差で

舞い戻ってくる。と思ったら、すぐどこかへおでかけ。

考えられることは、たまごからかえった《ひな》が育ち盛りで

食欲旺盛でえさの調達? 大忙しい・・・ ひなにとっては

生まれて最初の試練でしょう。兄弟の生存競争にさえ負けてる

《ひな》は厳しい自然の荒波なんか、たやすく呑み込まれて

尽き果てかねない。広い宇宙や、長い歴史の前ではナニモノ

もゴミ同然だ。なんたる悲しか、しかし、それが現実だ。


自分もえさが必要。今朝は外食で、トン汁付のおかわり無料の

白メシ朝定食。朝から焼き魚なんて、旅館の朝食以来だ。グルメ

もうならせる衝撃的なうまさだ。日中はリハビリで運動なので

これで、エネルギー補給も万全だ。調子に乗って食べ過ぎて

帰宅後、便意に突かれた。満足な上に、スッキリで気分上々。

最高にゴキゲンな気分で人に会って、体を動かせる。今は

へたに動かないで、おとなしくしているのが利口だろうか?

いやいや、天使に会わないと、気分が盛り上がらないじゃねえか

さすれば、小生の心は愛と勇気で満ちるあふれるだろう、から。

でも、ホッとし過ぎて、気がゆるんでしまわないように・・・

遊んで暮らさないように、気を張って、トップを目指そう!!!

何だか、やる気が出てきた・・・ 精一杯、頑張ろう!!!


今日はここまで。近藤浩二でした。

では、また。


ほんと、お金は無二の安定剤だ、覚醒剤だ。でも、お酒のように

のまれると、すぐに正気をなくして、じきに身をくずす。

案の定、夕方にひとっぷりきやがったぜ、何とか、すんでの

ところで免れた。やっぱり、ツイてるぜ。


今日もごちそうさまでした。


 

梅雨に入った途端にこれだ。天気さえも、まったく先の読めない

時代だ。晴れ間が戻った。今日はけっこう暑くなりそうだ。かみ

さんがひとこと、「洗濯ものがよく乾く」 日の光が優しくも、

ときに強く包み込む。まさに、母親のようだ。母親は《おふく

ろ》とも呼ぶ。ふくろのように、優しく柔らかく包み込むからと

聞いたことがある。ありがたいことに、小生の母はいまだ息災だ


これからの人生をどう生きるのか? じっくりと考えながら

《ひなたぼっこ》で陽だまりをゆっくりと味わう。一瞬、無心に

なれて、頭の中がクリーニングされるのだ。機は十分熟されて

熟れ過ぎて旬は過ぎたかも? 打つべく手も打ってないし、

考えれば考えるほど憂鬱になって、やるせない限りだ。

経済活動から遠ざかり、とり憑かれたようにテレビを見る。

このままだと生活に支障が出る。時々、投げ出したくなる。

先はまだまだ長いかな? どいつもこいつも金の亡者だ。

むなくそ悪くなる。ときに妄想する。美しく気立ての良い娘。

初めて天使に出会い、生きる意味を初めて知る。天使だ。しか

も、繊細で大きな愛と勇気を持っている。褐色の髪が淡いピンク

の唇によくお似合いだ。何とも謎めいた天使だ。これなら安心

してバーチャルな恋もできる。しかし、カモフラージュする手立

ても講じませんと・・・ クヨクヨしてる場合じゃないって・・


そうこうしてると、やがて、ほら吹きと呼ばれるな。世捨て人と

なって暮らすわけにもいかない。一度、経験してみたいけどなあ

案外、退屈そうだし、すぐ、飽きそうだな。耐えられそうにない

か? DNAに残された記憶を基幹に誰もが今を生きて居る。

もはや絶体絶命、自分を救うのは、自分自身の人となりだろう。

成す術なく、はきだめに追いやられそうだ。この程度のことも

処理できない? 権威者の意見は問答無用だ。反論なんて許され

ない。私ももう覚悟を決めないと。昨日とは打って変わって、

迷いながらの乗り継ぎ。ここでの選択はかなり大事。思い通りに

進まないのが、人生途中下車の旅。迷路に紛れ込んだか?

 

我に節操を与えたまえ!奇跡を起こしたい。手に入れたいのは、

いったい何なのか? 立ち上がれ、喜べ、祈れ、感謝しろ、

さもなくば、逃げろ、退け、死んじゃえ。何か混乱が生じた

ようで・・・ 何かを急展開させる、新しい武器を得たい、

どらえもーん、助けてーー 現実逃避もはなはだしい。

正直言って、ある時点を過ぎた時から、何かがマヒし始めた。

アットホームな雰囲気の中で、頑張ろう。居心地の良さも

続ける秘訣だ。しっかりしないと、明日がない。さらなる

変貌を遂げたい。新たな生きがいは何だろう? 生きるだけで

精一杯? 元気にしなくちゃ! 神風でも吹かないかなあ。

強硬路線が一番の近道。そうすると、くじけそうな心の動揺を

落ち着かせないと・・・ 今は、朝飯食べよう。恵比寿顔で

ほっこり・・・ 食すれば、今日も、明日も頑張れる。答えは

いたって、単純そう。だって、人間は感情の生き物ですもんね。


今日はここまで。近藤浩二でした。

では、また。


今はまさに、自殺のシーズンだね。でも、心配ご無用!!

一夜明けると、思いもよらないことが、不思議と起こるのが

人生だ。これ以上とどまることはできない。しびれを切らして

とった行動は? ・・・・ ? その結果は? ヒラメキ力。

最後に、応援を力に替えるタイプなんで、よろしく・・・


今日もごちそうさまでした。


 

表現

今朝も日差しを感ぜず目が覚めた。なく泣く、新聞片手に、

家中から軒先を垣間見る。お日様が雲にさえぎられ、

しょんぼりと机に座り込み、朝刊にあまねく目を通す。

すでに夏のはずなのに、日が当たらないから、薄着だと

まだまだ朝夕は《肌寒い》。おっと、先日テレビでの情報。

《肌寒い》という表現は秋の表現なので、この時期では

《ひんやり》と言いましょう、っと天気予報士がのたまわった。


今日は月も変わって水無月(みなづき)の6月、梅雨入りした。

《水》に関わる月なのでこんなもんか? 自然が描いたストーリ

ー通りの流れかな? さらに、こんな時期には、気象用語で

《ぐずつく》と表現すると学んだ。スッキリしない雲、雨が2、

3日続くと《ぐずついた天気》って言うらしい。どうでもいい、

って? そうなんです、他人の発言なんてどうでもいい、軽く

受け流そう。誰もが誰かにちょっかいを出して、ときに、踏み

込み過ぎて、《人生妨害》で相手を立腹させがち。人の上に立ち

たがる。こまったもんだ。誰もが、《勝てぬまでも、負けたくな

い》もう《口出し、手出しはよそう》これっきり、これっきりも

う、これっきりですよ。迫りくる敵、くせもの、目障りな

やつめ、消え失せろ。そのうち、つまはじきにされちゃいますね。


おっと、自分の怠慢が今の現状を招いたくせに・・・

存在意義の危機にひんしている。緊張感が希薄? どのつら

下げて言っちゃってる?でも隙が多くて常に反論のあらし。

でも、今朝は妙に、ちと機嫌が良い。というのは、最近

やたら金回りが良い。昨晩も納得いく仕事ができて、一杯

ひっかけた、ところだ。今朝も何やらめかしこんで出かけた。


といっても、人はうそをつきますからねえ。どこからどう見ても

人の胸の内は映り出ませんから・・・ 相反してるのかも?

よからぬ詮索はよして、でもなぜか鋭い沈黙の威圧感が・・・

困った時に、あっと、笑顔を思い出し、頼れる存在であろう。

《ぐずつく》は赤ん坊が機嫌悪く、泣き止まない時の表現とも。

いっこくも早く、ぐずついた気分が一掃されて晴れ渡って気分

良く機嫌よく過ごせたらなあ・・・ 梅雨が開けないとなあ。

となったら、部屋の中で、遭難しかかっていた自分をセルフ

レスキューだよ~ん。危機一髪、九死に一生。もうひと踏ん張り


今日はここまで。 近藤浩二でした。

では、また。


上首尾、上首尾、穏やかに、何事もなく、小生はまっとうな人間

じゃないかも。友よ、同胞よ、ああ、神よ・・何かを信じれば、

それが、見えなくても、それは、きっと、そこにあるはず。

たとえ、つまづいて転んでも、自分が何者でも、決して、目を

そむけないで・・・ ちと大変ですが、自分に向けています。


 

ある昼下がり

三時のおやつの後、網戸からの涼風が心地よい。突如、「ブル

ブル、ブル」「ブルーン」と閑静な村に轟音(ごうおん)が

響き渡り同席していた誰もが、不快そうな顔つきで見つめ合う。


驚きとともに元凶を見届けたいとの興味から、一同表へ出る。

目の前の道を大型バイクが、こともなげに通り過ぎる。

田植え前の水を張った一面に対岸の山々、家々がさかさまに

写しだされて、視界が大きく倍に広がり想定外の万華鏡に

脳みそがちょっとしたずれを整えようと躍起になる。

速攻で、まばたきを連続させて視界を大きく変える。

家周りに雑草がうっそうと、はばを効かそうと攻めたてる。

変に気が効く義兄がしゃしゃり出る。「ちょっと、抜くね」

「頭使うのはやるから、身体使うのはまかすわ、」と小生は

中にひっこみ、扇風機に向かって「あーあー」とひまつぶし。

「偉そうに!!」と見下された。「カラスの勝手でしょう」と

返すと、ギョッとにらまれた。めげることなく、くだらない活動

を黙々と続ける。先祖とつながる、終わりのない現実が妙に心安

らぐ。突っ込みどころ満載の、ただの老いぼれと愛想つかされな

いように、手短かなところの片づけから手を付ける。「もう、帰

るよ」の待ちわびていた号令に「はいっ」と威勢よく、満を持し

て応じ、こらえきれずに席を立つ。これでも、そこそこ肩身が狭い


今日はここまで。近藤浩二でした。

では、また。


歴史を振り返っても、ここだけの話が、絶対、ここだけで済まさ

れないように、ムダ話しやムダなことが、決してムダのままで

は終わらない、のです。


 

童話

昨日、「幸せの王子」の童話が頭にもたげ、あらすじを

思い出しながら、書いていた手が思わず止まった。「えーと、

結末は? 」思い出せなかったので、何とかごまかして結んだ。


仮に、自分だったら、どんな形で終わらせるだろうと熟考(じゅ

っこう)したが、悲しい結末しか思い浮かばない。いっこうに、

物語が広がらず難儀した。しかたないので、《禁じ手》をあおぐ

ことにした。ググったのです。作家さんごめんなさい。時代なの

です。図書館に行くことも無く、本を手にせずとも、卑怯なやか

らだ! 続きはこうだ・・ツバメくんは寒い季節になっても、

温かい南の国に渡らず、王子の目と耳、手と足となるために、

心優しい王子のもとを離れなかった。でもそのため、凍え死ぬ。

なんとも可哀そう。しかもそれだけで終わらなかった。みすぼら

しい姿になってしまった王子の像ともども、ツバメくんが焼かれ

てしまうのです。でも、ふたつに割れた王子の鉛の心臓は焼き尽

くせなかった。その頃、神様の《最も美しいモノを持ってこい》

との指令のもと、天使が神のもとへ持ち帰ったのは、ツバメと

王子の心臓だった。神様は深く深く納得し、王子とツバメは天国

でいまでも、しあわせに暮らしています。子供にも分かりやすい

ハッピーエンドかな? 微妙・・・ でも、これで留飲が下がっ

た。


作家が、英国出身のオスカー・ワイルドだった。名前しか知らな

い。晩年は投獄されて、すべての財産を没収され、放浪の末に

若くして性病で没した、という。本人は「幸せの王子」どころじ

ゃなかったのか? 波乱万丈の人生だったようです。


この世に、ムダに死んでいい《命》なんてひとつもないはず。

確かに、人生とは誰にもいつも前途多難で、障害はあるものだ。

しかし人は、暗い階段であっても、光に向かって歩き続けないと

ね。ここで、オスカー・ワイルドの名言をひとつ。

「善人はこの世で多くの害をなす。彼らの最大の害は、人々を善

人と、悪人とに分けてしまうことだ」などがあります。

自分には絶対、考えつかない発想だな。凡人には天才が理解不能


今日はここまで。近藤浩二でした。

では、また。


毎週土曜日の午後は、義父の7日ごとの法要の日です。

子供たちが集まって、お経を読み、だんご食べて、おしゃべり。

あらゆる意味で、姉妹たちが、父親似であることが判明。

何事も、冗談交じりに本音を言い合う。


 

つばめ

ヒューとつばめが頭上を横切り、我が家の二階のベランダに

入っていった。数日ぶりに、朝の日差しがまぶしい光景だ。

我が家には、ツバメの巣が一か所にとどまらず、数か所に及ぶ。


視線をさらに広げると商業ビルの中の一角にも止まっている。

フン被害の苦情がないことを祈る。むかしから、ツバメは

神さまがつかわした、幸福の使者だと聞く。


こどもの頃の童話を思い出す。「幸せの王子」だったかな。

ある街の高台に、華美な王子の像があり、街の困った人たちの

出来事に涙を流す、となりで聞いていた友人のツバメが

手となり足となり、王子の目の宝石や身体をおおった金箔

などを、貧困にあえぐ人々に届ける役目をになう。優し過ぎる

王子は行き過ぎた献身の結果、美しい像は、見るも無残な

貧相なまでに・・・ 現在のコロナ禍で長わずらいしている

深刻な資金ぐりの経営者と国の支援の遅れがちな対応とが

重なって、世をはかなむ。何もかもがままならない。

どっかに、《金のなる木》はないかなあ・・・

金か、命か? どっちか選べと言われたら、究極の選択・・・

性格の悪い美人か、性格の良いブスか? うんこ味のカレーか、

カレー味のうんこ? 判断能力は別の大切な何かに使おう!

タモリさんが言っていた言葉が、我が家で大いに受けた。

「のぞみ(望み)はありませんが、ひかり(光)はあります。」

新幹線の乗車口で聞いたとか・・・

たとえ、生きる《希望》はなくても、神様や仏さまのしめす先に

は《光》がある、と。そこに向かって、たゆまず、続けろ。

オプティミスト(楽観主義者)の自分は、《解決しない問題

はない》と信じている。


今日はここまで。近藤浩二でした。

では、また。


六月になると、梅雨に突入するらしい。世の中がどのように

移ろうとも、摂理のままに移り変わる気候。じめじめした不快に

耐えきれず。最近、我が家のブームは、ドライブスルーでキャッ

シュレス。注文はマクドのソフトツイスト、きっかり100円で

いたって経済的。あと期間限定の変わりダネ、マックシェイク。

ついでに何気に買ったら、アタリだった。一度、お試しあれ!!


そういや、JRに「つばめ」っていう列車があったな。まだあ

る?


 

私の命(第3部)

康平は気をしっかり持ち直して言葉に力を込めてこう聞きまし

た。「柴崎さん、ちょっと古い話だけど」「小学校1,2年生の

時***小学校じゃなかった?」

「うん、もう昔の事なので、よくは覚えてないけど、たぶんそう

やと思う。」「杉村君の事も少しは覚えているよ」「同じクラス

だったよね」「お父さんが転勤で東京に行ったの。でもまた中学

校の時こっちに戻って来て、今年の春からこの家に住んでいる」

「ふーん」康平はやっぱりあの子だったのかと分かって嬉しかっ

た。あの時の気持ちを話すべきかどうか考えたが、その時は切り

出せませんでした。

「私、英語はさ、小学生の時からずっと習っていたのよ、だから

、得意だけど、数学は昔から好きじゃないの、だから、不

得意でさ。本当は***市の****高校に行きたかったのよ。

でも数学がさ、どうしても成績伸びなくて今の高校に、入ったの

よ」

少し東京の言葉が入って話す彼女が康平には「さすが都会育ち」

って思っていました。しかし小学校の頃に想い抱いていた、憧れ

のイメージと現在の靖子のイメージにかなりギャップを感じ「去

る者は日々に疎とし。」なんだという想いを強くした康平でした

懐かしさと好感を持つ者同士だったので、親近感を持ち始め、そ

の後も二人の会話は続きました。


「私高校生にもなって自転車乗れないの。一度も乗ったことない

の。」「小学4年生の頃病気で入院して、それから外でほとんど

遊んだことないの。だから運動もとっても苦手」

「それからコーラもコーヒーも飲んだことないの。」「なんで」

「お医者さんに止められているの」

「ふーん。そうなのだ。」康平は掛ける言葉が見つからず靖子を

見て、うなずくしかできませんでした。「お金があって裕福でも

みんないろいろ辛い事もあるものだな。」と康平は思いました。

靖子の事がうらやましいよりは、むしろなんだか可哀想になって

きました。そんなことを思いながら康平がぼんやりと窓の外を眺

めていると靖子が言いました。

「そろそろ、勉強する?」「うん。」

「数学教えてあげるよ」康平が答えました。

靖子がカバンから教科書とノートを取り出しました。康平は間違

っている箇所を見て靖子に丁寧に説明し始めました。

「えーと、ここは」と康平は靖子の顔の近くまで自分の顔を無意

識に近づけていました。靖子の髪の毛からシャンプーの良い匂い

がプーンとして来ました。その時に康平は少し恥ずかしくなりま

した。そして靖子の顔から意識的に少し距離をとり説明すること

にしました。靖子が「え」、「分かりにくい」と聴き直す事が

多くなり、その後はただ教えることに専念することにしました。

しかし、ときたま、彼女と視線が合い、お互いが思わず、顔を

赤くさせ意識的に視線を落とし、そらします。「はずう♡」

その結果、靖子の近くで彼女をより近くに感じることが出来て康

平は普段感じたことの無い幸福感をその時すごく感じることがで

きました。何とけなげで、綺麗な真っすぐな目をしているんだ。

その日はお互い得意の勉強を教え合い2時間程で別れました。

帰り道、康平は嬉しさのあまり鼻歌を歌いながら、靖子の事を真

剣に考えながら自然と顔がほころび自転車を走らせていました。


今日はここまで。近藤浩二でした。

では、また。


アーカイブに、様々なかつての記録を見つけ読み返して

みると、われながら、あきれるほど、こんなにも多く

奇怪なはなし、書いてたものだと感心した。


 

私の命(第2部)

昼食の時間になり、各自弁当を広げて食べ始めました。康平は家

が裕福ではないため、おかずの品数も少なく見た目にも豪華では

ありませんでした。一方靖子の弁当は裕福で母親も几帳面なの

か、カラフルで豪華で遠足の時のようなよそゆきの弁当でした。

康平が、がつがつとむさぼるように食べていると靖子が話しかけ

てきました。「杉村君」「これ食べて」「私あんまり好きじゃな

いから」とあらかじめ弁当箱の蓋によそおっておいた、おかずを

康平に寄せて、お箸で採ってと促してきました。「ありがとう」

と、康平はお箸で取り上げて自分の弁当箱に収めました。お母さ

んの手作りなのか、初めて食べる肉料理でとっても美味しかった

のでした。「美味し!」「お母さん、料理上手!」と反応すると

靖子は嬉しそうに笑っていました。


午後からの授業も終わり帰宅時間になりました。

靖子が話しかけてきました。

「杉村君、自転車?」、「うん、自転車」、「もう帰る?」、

「うん」、「どこ?」、「***」、「はーん」康平がカバンを

抱えて「さようなら」と声をかけ、教室を出て行きました。康平

はトイレに立ち寄り駐輪場を出て、自転車を手で押して裏門まで

出ていると、後ろから声がしました。「杉村君!」後ろを振り返

ると靖子が手を振ってきました。

「ちょっと、待って」靖子は近づくと「一緒に帰ろう!」、「ど

こ?」「**、すぐ近く」

康平は彼女の徒歩の速度に合わせて自転車に乗り、彼女の後を付

いて行きました。

10分程して彼女の家の近くになると「杉村君、家に寄って帰っ

て。数学教えて、代わりに英語教えるから」と振り返り真剣な眼

差しを向けてきました。康平は素直に嬉しかったのでした。そし

て、靖子が小学校当時の初恋相手かどうかを、確かめたかったの

でした。そのため彼女にかなり興味があったので「かまへんの、

本当に」「うん、ぜひ、寄っていって。」「うん、わかった、

じゃ、一緒に勉強しよか」康平は靖子の家に立ち寄ることにしま

した。


二人は靖子の家に着きました。「この家が私の家」

彼女の家は康平の家より若干小さめではありましたが、門構えの

しっかりとした、庭も大きな手入れの行き届いた、まだ建てたば

かりなのか、新しい綺麗な家でした。

「絶対金持ちなんや、ええな。」と康平は思いました。彼にとっ

ては門がある家も初めてなら、ドアノブでドアを開けて家の中に

入ることも初めての体験だったのでした。

女の子はカバンから鍵を取り出して、ドアを開けて康平を招き入

れました。康平には鍵で開けて、自分の家に入るという行為は、

何か奇妙に感じました。

何か異国に来たようで、異質な何かを感じましたが全然不快では

ありませんでした。

家の中は綺麗に明るく装飾され、見慣れない物や花がいっぱいあ

りました。靖子の部屋に通されました。

部屋の中は窓から春の陽光が射して明るかったのでした。しかし

、彼女は部屋の明かりを点けました。

「目が悪くなるから、必ず部屋の明かりは点けるの。変かな?」

「そんなことないよ」部屋には小さな勉強机がふたつ並んでいま

した。

「私小学生の頃、病気で長い間入院していたの」「たぶんその病

気が原因で、私、身長伸びなくて、小学校からの机今でも使って

いるの。隣はお兄ちゃんの昔の机」「杉村君こっちに座って」

「うん」康平は靖子の兄の椅子に腰掛けました。

康平は女の子の部屋の中に入るのは初めてなのでした。何か気恥

ずかしい気持ちがありましたが、その一方で、靖子が初恋相手で

間違いないであろうと分かっていましたから、なおさら靖子にす

ごく興味がありました。

「どのような生活をしているのだろう」、「いったいどんな女の

子なのだろう」と康平は椅子に座って考えながら、窓からの春の

夕焼けの日差しがまぶしくて部屋の中をきょろきょろと見回して

いました。

しばらくして、靖子が普段着に着替え直して椅子に座りました。

「杉村君、何か飲む」「うん、ありがとう、何でもええよ。」

「うん分かった、ジュース持ってくるね。」と言って靖子は、お

盆にオレンジジュースが入ったコップをふたつ持って、戻って来

ました。

「ありがとう」と康平は応えました。ひとつ取り上げて、一口、

ジュースを飲むと康平は気分が落ち着きました。そして康平は意

を決しました。靖子に聴きたいことを聞こうと決めました。

康平は机の上にコップを置き、靖子のほうを向き返しました。今

度は康平が真剣な眼差しで靖子を見ました。

「柴崎さん、ちょっとかまん」「何?」


今日はここまで。近藤浩二でした。

では、また。


数年前であろう、改めて読み返して、

極めてふつう、ありきたり、つまらん、退屈。