私は見た。それを見た。ちっちゃな薄いグレーの珍キャラが
数十人。黒とうとうたる夜、寝床のかたわら、ほんの数十センチ
先の暗い違和感。眠りに落ちているはずなのに・・・
それは見えざるものが可視化された瞬間。思い起こせば、
背たけ10センチ足らず、ねずみ色の軍服姿で機関銃を肩に抱え
た、こびとの兵隊集団さんが一糸乱さず小走りで走り抜けた。
兵隊さんたちも、何かの物語に加わりたいのか・・旧友でもある
まいし。おっしゃってくだされば、お迎えにうかがったもの
を・・・ ホスピタリティーは確保しますから・・・
静かに息を殺して振り返ろうとしたが、何かの力がはたらいて
ビクともしない。朝、顔をゆがめながらよみがえった、週末旅行
で体験した今の時期にぴったりの光景。終戦の近い時期だか
らかな・・・ まだひと月以上も先だぜ。どうして? 《人を呪
わば穴二つ》 バカな、こんなことはあり得ない。勝手知らない
他人の家、だから・・ ほとほと奇妙だ。見て見ぬふりをして、
何事もなかったよう平気な顔で耐え忍べば、じきに通り過ぎる。
見知らぬ何かがすっとやって来て「こんにちわ」って言われても
ねえ・・辻褄、矛盾、ただただぼう然自失。潜在意識に残る心の
傷跡?
梅雨中の淡い青空のもと、ほどよい夏の日差しに気分は心もと
ない微妙な毎日。サンビリーバブルな夏の日の宵闇でした。
今となっては、夢だったのか何だったのか、確かなことは何も?
でも気分は晴れ晴れしい、とてつもなく。今日は機嫌が良い。
今日はここまで。近藤浩二でした。
では、また。
焼肉で食事中、おもむろに幼児が「教えちゃろか? 」
「***、気もち、食べれるよ!!」「それ、キムチね。」
ご存知のごとく《気持ち》ではなく《きむち》だ。誰でも自分が
少しでも、できなかったことができたことが嬉しくて自慢気に
他言したいのである。ことに、幼ければ幼いほどに・・・
喜んで、取り分けて、白ご飯の上に手助けてよそおう。程なく
して、手を合わせ「ごちそうさま」ちゃわんの中には、いまだ
赤粒の光る緑のきゅうりがことごとく・・・ 《言うはやすく
行うはかたし》 学んだかな、世の中を・・・
話し変わって、人間より低い位置に咲く花は、上向きに。人間と
ほぼほぼ同じ位置に咲くヒマワリは横に咲く。人間より高い位置
に咲くサクラなどは、下を向いて咲く。《自然ほど不自然に存在
する》《そのような存在は、決して存外には扱えない》ものだ。
握り寿司を宿泊先に持ち込もうと車内からさげて出た次の瞬間。
どうしたことか、十字に結んだひもの隙間から、するりと容器
ごと寿司が滑り落ちた。あわてて容器に戻したものの、
《握り寿司》のほとんどが《ちらし寿司》にすり替わった。
この時から、何か様子が変だった。生活に不安がのぞかせる?
それも暗い脅威を? でも、何事もいたって、普通だ。安心し
た。 めったにないような、不可解な説明できないことが起こる
と不安で怖い。どちらかと言えば、鈍感で、そういう体質とは
程遠いはず。ユウレイにはまだお目にかかったことはない。
今までも、これからも、そうであってほしい。祈ろう!!!
銀行で椅子に座って待っていると、大男がバックをさげて、大き
なマスクをして、入って来た。一瞬、銀行強盗かと、勘違いす
る。突っ込みところ満載、反応は遅れ、やりにくさ100%。
今日もごちそうさマングース。