地球事変(酸素)

 

諸説はありますが、地球が誕生して約46億年。

人類が誕生して650万年から300万年。勉強になる?

昨日視聴したお気に入りのチャンネル、BSプレミアムの番組

「ギガ・ミステリー(地球事変)」って本当に面白い。

知的好奇心がくすぐられる。こちょこちょ、こちょこちょ。


ご存知のように、自身で栄養を作成できない、我々動物は

酸素を取り入れて、食物(有機物)をエネルギーに

変換して生命を維持しています。視点を変えれば、この地球上で

大きなターニングポイントは約27億年前、深海から吹き出す熱

水付近で何かのきっかけ(突然変異)で出現した

「シアノバクテリア」と呼ばれる微生物の果たした

役割なのです。彼らは太陽光で光合成をして自ら栄養を作って

生活するのだが、光合成の副産物として酸素を水中に

放出します。太陽光さえあれば、生きていける彼らは

これといって天敵が存在しなかったこともあって、陸付近の

海水中に無尽蔵に増殖しました。これによって彼らの放出した

酸素が海水及び地球上に充満しました。


高酸素濃度になったおかげで約5億年前に最初の、そこそこの

大きさの海生動物である、えびやカニの仲間である、三葉虫が

出現しました。これが人類誕生の広い意味での起源なのです。

さらに背骨を持った魚類が出現します。この後、生物は

海中から陸上へも、生活の場を変えていきます。


27億年以前には陸上は、太陽光の紫外線が強過ぎて生物が

生息できませんでした。しかし「シアノバクテリア」の

おかげで当時陸上は、高酸素濃度(約50%)でした。

同時に太陽に近い場所で、酸素が紫外線と反応して多くの

オゾンが出来ました。そのためオゾンによって太陽光の

紫外線が遮(さえぎ)られて、陸上で生物が生活できる

ようになったのです。さらに植物も陸上に繁殖し、

陸上は緑いっぱいで覆われていました。

そのため、陸上では酸素濃度はさらに上がり約85%まで

高くなりました。その結果動物は、多様化と大型化へと

変貌しました。その後2億5千年前に恐竜が出現しました。

しかし天変地異のため、植物の多くが死に絶えてしまいました。

そのため酸素濃度は下がり、低酸素濃度になり恐竜の多くは

生きることが出来なくなりました。ここで進化がありました。

気のうと呼ばれる呼吸器官を持った鳥類の出現でした。同時期

爬虫(はちゅう)類から、突然変異で進化した人類の祖先に

あたる、低酸素濃度(約21%)でも生きていける、

ネズミのような、身体の小さな哺乳動物も出現しました。


650万年前、霊長類が現れ、180万年前ホモサピエンスが

来ました。そして20万年前、旧人類から新人類へと進化して

現在の人類に最も近い人間が低酸素濃度(約21%)内で

今も生き続けています。


地球上で命が、突然変異という進化の最後の切り札で誕生して

以来、気の遠くなるような長い年月をかけて、様々な厳しい環境

にも適応して、進化を繰り返し、現在のような多種多様な生物が

共存共栄しています。しかしその陰には、誰かと結びつきたい

ひとりでは寂しいと言って、さまよっていた《酸素》という

特殊な元素が多くの命を紡(つむ)いできた歴史があるのです。


将来ある時、神様が何かの引き金を引いて、《自然の摂理》に

変化が起こり、想像できないような、我々人類の生活環境が

大きく変貌したとしたなら、人類はそれにうまく適応することは

出来るのだろうか? それとも人類はさらに何かに進化して

新しい地球の支配者が出現するのでしょうか? その時

我々人類は何の祖先とよばれるのでしょうか?

想像は尽きない。おっと、そろそろ行かなければ。


今日はここまで。近藤浩二でした。

ではまた。


追伸、ここで進化の原動力であり、だまされた感いっぱいの

「突然変異」とは? ググってみました。

生物やウイルスが持つ遺伝物質の質的・量的変化。および、

その変化によって生じる状態。らしい、なんか納得できないので

僕はこれに、因果関係の無い変化とも付け加えます。


 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です