理想の人生(欲)

つい先日テレビドラマの中で《綾瀬はるか》が自問自答していました。

「理想の夫婦って何?」

残念なことにその答え、忘れてしまったのです。

くだらないありふれた陳腐な内容だったような気がします。

僕ならサラダのドレッシングは、ごまだれの1種類で十分です。

あと入浴後にお酒の一杯でも、あればそれ以上は相手に求めません。


でも、ひねくれ者と言われる僕はその答えを

考える前に別な疑問が頭をよぎったのです。

「理想」の言葉に詳しい説明、絶対要るやろ!

「私だけの」とか、「一般の大多数の人達の」とか

「現在の自分にとって」とか

「未来永劫思い描き続ける」とか、

《誰が》と《いつ》と《どこで》を

思い描くかによって

捉え方が異なってきて、収拾がつかないでしょう。


と言うのも

「理想」というものは、あくまでも「理想」であって

それが「現実」になった途端に、それはもう、

もはや「理想」では無くなり「現実」なのです。

それがために、ひとたび「理想」が「現実」になると

新しい「理想」が思い描かき直されるものなのです。


こんな屁理屈(へりくつ)言う僕はやはり変わり者なのかな?

でも「屁理屈も理屈の親戚ですよ」と

かの杉下右京も、屁理屈言ってましたから。許してくだされ!


ですから「理想」はあくまで「理想」のままで

決してその「理想」が「現実」になってしまっては

だめだと思うのです。そうなった途端に、人は不思議と

さらに「不幸」を感じてしまう贅沢な生き物だから。

だから「理想」とは、

極めて実現可能ではあるけれども、

その時考えられる中で、最高の

「現実化」に最も近い「願望」

《あれはこうあって欲しい》

《自分はこんな風になりたい》

《自分はこういうモノが欲しい》

って考えにしてみましょう。


遅ればせながら、ここからが本題です。

今現在世界の70億人いや人類誕生から

全ての人間の中で自分の理想とする人生を

体現出来た人間は存在した、するのでしょうか?


一部の成功者と言われる人達や歴史に名を残した

者たちならその可能性はあるでしょう。

彼らは少なくとも、自分の願望のいくつかを

現実化した者たちであったはずなのだから。

現在仮に自分の人生において、あの時に戻って

もしやり直せるとしたなら、って

誰でも考える時ってあるでしょう。

少なくとも僕には、たまにあります。

そんな思考を持った時点で今のあなたの

人生は、理想の、自分の思い描く人生とは程遠い証拠でしょう。

でもってそんな時って、一体全体どのような

理想の人生を思い描いているのでしょうか?


輪廻転生(りんねてんせい)という事柄が

自由自在に実現できるなら、

誰だって絶対金持ちの家の子供に生まれたい、はずでしょう

だって人生の問題のほとんどは残念な事に

「お金」で解決出来てしまいますから。

どうしたって人間の問題の

根源は「欲」が原因でしょうから。

そしてその「欲」のほとんどは

「お金」で解決できてしまいます。

しかし本当に大切な事柄は、不思議なことに

「お金」だけでは解決出来ません。

と言っても、お金持ちに生まれたなら

「理想の人生」を送れる可能性は極めて高くなります。


人間生まれて最初に思い抱き

生涯持ち続ける欲望は《食欲》でしょう。

しかしこれは一時的なもので

一度満足すれば次の欲望まで必ず

タイムラグが必要になります。

その次は《性欲》です。でもこれは

生活環境や年齢、体調によって

その強弱は影響を受けます。

これも次の「欲」まで少しのタイムラグが必要になります。


人間の3大欲の最後は

《名誉欲》あるいは《支配欲》です。

この「欲」は先の二つの「欲」とは少し異なります。

先の二つの「欲」は一度欲しても

その大きさには限界が存在します。

しかるにその「欲」に自制心を

働かせることが可能なことになります。

言い換えれば「欲」が無くなる時間があるのです。

「もう十二分に満足したから」、

「もう要らない」、「もう必要ない」

って思えるのです。

しかし《名誉欲》や《支配欲》には

際限(最後のキリ)が存在しません。

したがって、死してなおも

自分の支配下に置きたいといった

おぞましいまでの束縛を要求してしまうのです。

自分の陵墓(りょうぼ)に

中国の皇帝やエジプトの王様のように

兵馬や装飾品を配したり、

強大にしたりしてしまう人達がそれです。


そうすると《食欲》と《性欲》は

ある程度自分自身で

制御(コントロール)が可能です。

別の形で代用も出来てしまうものです。

そう考えてみると結局

《支配欲》や《名誉欲》を

ある程度制御(コントロール)出来れば

我々のような普通の人間であっても

理想の人生を送ることは可能と

結論づけることが出来そうです。

でもやはりお金持ちであることに

越したことはないのです。


身も蓋(ふた)もない話になりますが、理想の人生が

どのようなモノであれ

お金があれば手に入れられる可能性が高いのです。

そうなのです。この世は「お金」がもの言う世界なのです。

「え、お金がモノ言う。お金はモノを言ったりしません。」

「お金がモノ言ったら、銀行がうるさくて、かないませんで。」

「そんなこと言ったら、おうじょうしまっせ!」

おっと、おあとがよろしいようで。


僕の同級生で、がんばり屋の彼女は

小学生の時から成績が一番

でも平均寿命のはるか手前の

40代に病気で、愛する我が子の

成長も見届けられず

帰らぬ旅に飛び出しました。彼女は

死期に宝くじに当たったようなもの。

こればっかりは、お金だけでは

いかんとも、し難い、

人生には「強運」も必要。

でも彼女、来世にはきっと、とんでもない

お金持ちに生まれて

何不自由ない人生が待ってるはず。

僕はそう信じたい。


3次元の、この現実の世界では

「魂」は様々な人生を通して

まるで、でこぼこの道をならすみたいに

壮大な計画の下

辻褄(つじつま)を合わせるように

画策しているはずです。


しかしもっと高次な次元になると

あなたも、きっと入ったことのある

魔法の世界もあるみたい。

《サリーや奥様も、ハリーも》

「あなたによろしく」って言ってたわよ!


あと様々な次元が入り混じってる

《パラレルワールド》とか

《トリプルワールド》や

《マルチワールド》など

もちろん誰もが体験した事あるはず。

そこでは「思考」だけが唯一の

移動の手段なのです。

理解できないと

置いてきぼりをくらうのです!


「開けてはだめ」って言われたのに

開けたばかりに玉手箱に閉じ込められた

浦島太郎。未だに閉じ込められてるみたいです。

それから時計が読めなくて馬車に乗り遅れた

シンデレラ。

あと、小人(こびと)の人権を認めなかっただけに今もって

眠っている白雪姫。二人とも、今も

おとぎの世界に閉じ込められてるって、うわさです!


今日はここまで。近藤浩二でした。

洋楽3曲紹介します。ではまた。


Mでポップミュージュックです。

1979年リリース。全英、全米ともにno.1位獲得。

英国のロビン・スコット&サポートバンドで『M』は形成されています。グループではなく単なる音楽ユニットでした。

テクノミュージックの分野のポップの基本となる楽曲。


オリビアニュートンジョンでマジックです。

1980年リリース。4週連続全米no.1位。映画「ザナドゥ」の挿入歌。サウンドトラック「ザナドゥ」より先行シングルカット。まさに魔法の世界を感じさせる曲調。しかもオリビアの「妖艶」を醸し出した楽曲。ミュージックビデオを鑑賞すれば彼女の魅力を堪能出来ます。盟友のジョンファラーの作品。

恋に落ち入っている二人はまるで魔法にかかっているような状態。女性が男性を誘惑している大人のエッチな歌曲。

当時彼女は、《見た目》(外観、容姿)が僕にとってまさに理想の女性でした。その後「フィジカル」で《いやらしさ》パワー

全開でまだ大学生で若かった僕は完全にノックアウトされました。


ボストンでピースオブマインドです。

1978年リリース。全米no.38位。アルバム「幻想飛行」からシングルカット。一曲目「宇宙の彼方へ(More than a feeling)」フェードアウト終了後、乾いたギターのストロークから始まりエレキギターで刻む、軽快なリズムのハードロック。

作者のトムショルツの人生観が現れた楽曲。当時彼はエリートコースから一流カメラ会社のポラロイド社に在職中。


今日もおまけでエルトンジョンでホンキーキャットです。

1972年リリース。全米no.8位。アルバム「ホンキーシャトー」からシングルカット。

黄金コンビのバニートーピン(歌詞lyrics)とエルトン(曲music)との共作。

軽快なテンポのピアノから始まり終始同じリズムで歌われ続ける。とっても明るく楽しく、気分が爽快になる楽曲。