家内の知り合いの一人にパソコン教室を営んでいる女性社長が居ます。
世界一大富豪のマイクロソフトのビルゲイツはOSソフトを開発の折り、
「一家に一台パソコンを」を目標に掲げていました。
その上を行ったのが、そのマイクロソフトとのOS戦争に敗北した、アップルの創業者のひとりである、スティーブ、ジョブズでした。後に彼はiphoneを開発しますが、
「ひとりに一台スマホを」と掲げました。
実際その夢は実現するような勢いです。
くだんの経営者はワープロからパソコンへの転換時にパソコンの到来を予想しました。手作りのパソコン数台から事業をスタートさせ、いち時期はパソコン数十台を設置する程に拡大したそうです。
しかしスマホの登場で事態は急変したそうです。パソコンが一家に一台行き渡る前に、手軽で操作性の良いスマホの登場は世間の常識を大きく変えてしまいました。
家に固定電話は無くても家族全員スマホを持っている家族は多く存在します。そして家にパソコンは無くても各人スマホは持っている人達も数多く居てます。
実際知り合いに某有名家電メーカーに勤務されていた方であっても、家にパソコンもDVDプレーヤーも所持してないそうです。そんなこともあってか、パソコンやパソコン関係のアイテムはその需要を大幅に減少させています。すでに、企業やいち愛好家や職業で必需品と言う方しか、もはやその存在意義は無くなっています。
くだんの経営者も今では大部分を占めていた、いち個人の客はひどく減少し、今では職業訓練校として、市から委託を受けることで経営がどうにか維持出来ている状態だそうです。
経営の能力の問題というよりも、著しい技術革新が社会の需要をも変えてしまったほんの一例です。
「一家に一台」から「ひとりに一台」の時代はここ十年程で変化しましたが、「ひとりに一台」から次はどうなるのでしょうか?
それを誰が仕掛けてどのような時代を作るのかは想像も出来ません。しかしそのチャンスは誰にでも有ると僕は思います。これから数十年先の未来をどう見据えるかによって各人の未来が変わってしまいます。
未来がどうなるのか、ただの傍観者になるのでは無くて、自分達で仕掛けて、自分達の考える未来を作っていきましょう。
最後に筆者の座右の銘です。スティーブ、ジョブズの言葉で
「ハングリーであれ!、愚かであれ!」です。
いつもこうありたいものです。
今日はここまで、ではまた、近藤浩二でした。
《追記》
「ひとりに一台」と理念を掲げたジョブズでしたが、後のインタビューで自分の子供にスマホを使用させますか?との質問には、自分の子供達には使用させたくないと望んでいたそうです。不思議ですね?