#迷惑者#

お盆休み最終日、昼食前の11時頃、喫茶店で正規の駐輪場に駐輪せずに、出入り口の通路に通路を塞ぐように2台の自転車が止まっています。身体の不自由な僕は通行に支障が出ます。(イライラします。)《若(ばか)者》の仕業のようです。


その日の夕刻、スーパーマーケットの駐車場の塀側の排水溝で4、5歳の男子幼児(兄弟のようです)が向かい合って「立って放尿」(通称立ちしょん)を目撃しました。

その傍に父親らしき男性が、《くわえたばこ》で立ってその様子を眺めていました。《信じられません。》


またその日の夜、ドラッグストアで出入り口付近の障害者パーキングに、何気にすました顔して駐車した50過ぎの婦人。「健常者のようです。」


一般社会の常識から大きくずれている、以上3件の当事者たちは、一体どのような人達なのでしょうか?

その後、送り火のため、妻の母方の菩提寺に最後に立ち寄りました。

そこの寺の入り口でこんな文言が目に飛び込んできました。

《迷惑をかけない生き方は できません。
一番大切なことは 人に迷惑をかけている その自覚です。》

《妻(太陽院院長)の昨日のブログと重なる部分もありますが、、、》


上述の人たちは無意識の内に悪気が無い行為ではなく、

身勝手で自分の事しか考えられない、

他人の気持ちの解らない(ただの馬鹿)の人たちですから、

上の文言には当てはまらないようですが、

僕自身反面教師と考えて、改めて自分自身に当てはめて、考えさせられた戒めの言葉になりました。

《この暑さのせいなのでしょうか?》

《さらに暑さが増幅しました。》


今日はここまで。ではまた。近藤浩二でした。


今日も2曲プレゼント。

アトランティックスターでオールウエイズです。

1987年リリース。米国の男女混成ソウルヂュオ。

全ての人の琴線に優しく触れる美しいメロディー。

恋人同士がお互いの愛情を確かめるように会話していく珠玉のラブソング。永遠に心に残る名曲。永遠のスタンダードナンバー。


ジョンジェット&ブラックハーツでアイーラブーロックンロールです。1982年リリース。全米No。1記録。カバー曲多数。

ロックンロール大好き男女の単純な出会いの恋物語。


今日もおまけです。夏にぴったりのボサノバのスタンダードナンバーです。小野リサでイパネマの娘です。


 

ある夏の日の思い出(ソフトクリームの寿命)

今日は久しぶりに外食しました。

外食と言っても贅沢ではありません。速い、安い、美味いのセルフサービスの、うどん屋です。

うどん屋に来ると、僕は学生時代の《悲劇》を今もって思い出します。

そして《悲劇》なのに、笑ってしまうのでした。


高校1年生の事でした。当時町の商店街には、安くて美味しい有名な、うどん屋がありました。

当時僕は頻繁に、土曜日の放課後、隣町の仲良かった友達と自転車でよく商店街を通って、別の友達の家に、二人して立ち寄っていました。

《一緒に勉強するという名目でしたが、本当はそこで将棋を打っていました。》


学校からの帰りに、友人は決まってうどん屋に自転車を止めるのです。「食べていこう。」

僕がお金持ってない。と言うと「おごっちゃるがや!」と微笑みながら、いつも言ってくれるのです。《有難い友人でした。》

かけうどん、当時一杯100円でした。《僕はそれすらありません。》

《ちなみに、当時僕のお小遣いはひと月2000円でした。》

《ほとんど本代に消えていました。》彼にはその本を貸してあげてました。

僕はいつも彼に甘えて、ごちそうになっていました。

《そんなこともあって、僕は今は極力、他人にはご馳走するようにしています。》


梅雨も過ぎた初夏の頃でした。

夜市の準備でアーケードは忙しそうでした。

その日の午後は実力テストの日で帰りは夕刻になっていました。別の友人の家でそのテストの答え合わせをすることになって、

帰りに立ち寄ることにしました。

お互いにお腹を空かしていました。

僕の期待通りに、僕たち二人は帰りに

そのうどん屋に立ち寄りました。


《ソフトクリーム始めました。100円》の張り紙がありました。

店内に入りました。

すごく混雑していました。しかもムーンとしていました。

暑さと湿気で不快でした。

温いうどんよりも冷たいソフトクリームを食べたい気分です。

しかし二人して、かけうどんを注文しました。

店内は狭かったのでした。

そのため両脇の壁には、

一人用のカウンターテーブルが設けられていました。

その日は僕たちも仕方なく、入って左側のカウンターに座りました。

僕たちが食べ終わる頃、

中学生らしい男子3人が

僕たちカウンター近くのテーブルに着きました。

席が空いていましたが、2人が座り、

1人は通路に立ったままでした。

1分後、立っている彼の所に、女定員がソフトクリームを手に持って、彼に手渡しました。

「少しサービスしたからね。」。

普通よりクリームが少し多く巻かれてそうでした。

彼はとっても嬉しそうに、

はにかみながら受け取りました。

僕はその様子を横目でチラチラと、

羨ましく見ていました。


《しかし彼はなぜか、すぐには、

なかなか食べませんでした。》

彼はうどんを待っている友人と、

何やらこそこそと話しているのでした。

おそらく、自分だけが先に食べるのは悪いと思って、

友人を待っていたのでしょう。

《そんな心優しい彼に、

思いもよらない現実《悲劇》が待っていました!!!》

店内はおそらく、温度が徐々に上がっていました。

手に持つコーンの端からクリームが

少しずつ溶け出してコーンを伝って、

床にポツリポツリとひとつふたつと垂れ落ちています。

そんな事にも気づかないのか、

彼自身はうどんを待っている友人との話に夢中です。


彼は空いた近くのカウンター席に座り直しました。

手に持つソフトクリームに斜めの力が入りました。

《ソフトクリームから声が聞こえてきました。

「早く私を助けて!!!」》

《僕には聞こえましたが、

彼に伝えるには時間がありません。》

《もうすでに、秒読みに入っていました。

10,9、8、7、6、、、、、》

彼にはその《ソフトクリームちゃん》からの

悲痛な叫びが聞こえなかったのでした。


コーンの長さに比べて、

クリームが少し長かったのでした。

しかもクリームをらせんの途中で巻き直していました。

《女定員の学生サービス精神が《あだ》となりました。》


その頃彼の友人たちにも、うどんが来ました。

ソフトクリームを手に持つ、彼の口と喉の中は、

ソフトクリームを食べたくて、

もうすでにカラカラなのでした。

さて食べようと意気揚々と、

高まる興奮を冷まそうと、

ソフトクリームを見ながら、

席に座り直そうとした、

まさにその瞬間でした。

ソフトクリームからの、

じらされた罰なのか、

何かの秩序が壊れて、

コーンのほぼ根元からソフトクリームが、

《彼の口の中に行かず、

床に食べられてしまいました。》


彼は唖然としてました。

そして恨めしそうにいつまでも床を見つめていました。

《彼の心情はいかばかりであったでしょうか?》

僕は言葉に表現できないほど、とっても悲しくて仕方ありませんでした。

《自業自得だ!!!》では言いきれない、

やり場のない悔しさも感じました。

しかしながら、

おかしくておかしくて、仕方ありませんでした。


不思議なことに、

彼は表情を少し引きつりながら、

友人と一緒に、

もう片方の手で床に落ちたソフトクリームを指差しながら、

笑っていました。

友人たち二人も一緒に笑っていました。


友人たちと笑っているその様子を見て、

僕はなぜか一段と悲しくなりました。

何一つ彼にしてあげることの出来ない自分の無力さも自覚しました。


僕に出来ることが、何かあったのでしょうか?

彼にソフトクリームをご馳走してあげるべきだったのか?

そのまま貴重な体験として笑いの思い出の一コマとして、留めて置いてあげるべきなのでしょうか?

彼にこれから生きていく人生の教訓として、

「渡る世間に鬼はなし」を知らせてやるべきか?

それとも「渡る世間は鬼ばかり」や「覆水盆に返らず」を教えてやるべきなのか?

今もって僕にはその正解が解らず、

笑い話として話してしまいます。

しかしその話をすると、

不思議と僕自身悲しくなってくるのです。


ビートルズでエイトデイズアウィークです。

http://taiyohanasaku.waterblue.ws/koji/wp/music/BeatlesEightDaysAWeek.mp3


エルトンジョンでタイニーダンサーです。

http://taiyohanasaku.waterblue.ws/koji/wp/music/TinyDancer.mp3


 

#「幸福の一杯」#

待ちに待った《一杯》が目の前に現れました。トッピングに無料のニンニクをたっぷり載せます。パッチンと割かれた割りばしを妻から受け取り、ドンブリに付け入れます。麺を拾い上げます。期待に胸膨らませ口に流し入れます。「うぐ」「ぱく、ぱく」


顎を動かし噛みしめるたびに、なんだかしっくりきません。

何かが違います。

あの時の、あの《えもいえぬ》感激は???、

大いなる肩透かしです

繁華街を歩いています。手入れの行き届いた、長い黒髪の後ろ姿の女性を見かけました。無理して急いで追い越して、振り返って見返した時の《がっかり感》が胸をよぎります。まさにそんな感じです。


今日は久しぶりにラーメンを外食しました。20年程前、独身時代仕事終わりに京都で食した「天下一品」です。当時《これほど美味しいラーメン初めて食べたよ》「ううんめえ!!!」と僕は唸りました。しかも夏の暑い夜でした。《すりおろしニンニクの沢山入ってたことだけはよく覚えています。》


しかし残念なことに、疎遠なカスタマーに車で初めて連れて行ってもらった事で、京都のそこの店には一人で再度訪れることは出来ませんでした。《「天下一品」と言う店名だけは覚えていました。》それと同じ名前の店が隣町にあったのです。


僕は躊躇(ちゅうちょ)なく直ぐに妻と食べに入りました。

しかし期待は大きく裏切られました。ものは大きく違わないでしょう。ていうか、ほぼ同じものでしょう。でも美味しく感じません。


食事は「美味しいものを食べる」のではなくて「美味しく食べる」が重要なのでしょう。


当時と比較すると、「もの」は同じであっても、それ以外の条件(背景)が違っています。当時は若くて食欲旺盛で新陳代謝活発です。しかも仕事終わりで空腹でした。


多数の仲間と野外で食すれば、飯盒炊爨(はんごうすいさん)の白米であれ、レトルトカレーでも、最高の《ご馳走》です。


「空腹こそ最高のスパイス」と言われますが、

《空腹》を極限まで耐え忍び、口にする《食事》は、たとえ《粗食》であっても、絶対宇宙一美味しい《食事》、まさに《天下一品》であろう。


今日はここまで。ではまた。近藤浩二でした。


今日も2曲プレゼント。

ジャニスイアンでアットセブンティーン(17歳の頃)です。

米国のフォークソングを歌うシンガーソングライター。1975年リリース。全米No.1記録。グラミー賞受賞作。ジャッジーな作りで寂寥感漂うボサノバ調の名曲。「17歳で真実を学んだ」といった自述的歌詞で多くの人が共感できる内容。

「愛は盲目」が日本では有名。

http://taiyohanasaku.waterblue.ws/koji/wp/music/AtSeventeenJanisIan.mp3


ダンフォーゲルバーグでハードテュセイです。

1981年リリース。米国の叙情詩人。シンガーソングライターでありマルチプレーヤー。2007年にがんで死去。

親しみやすいフォークロックの曲調と温かみのある声でスマッシュヒット。イーグルスのメンバーがレコーディングに参加。

多作なミュージシャンで隠れた名曲多数あり。必聴の価値あり。

http://taiyohanasaku.waterblue.ws/koji/wp/music/DanFogelbergHardtoSay.mp3


おまけで、aikoでカブトムシです。1999年、年末リリース。長く歌われ愛される玄人(くろうと)好みのする秀逸作。

現在、午後ティのCMで流れています。

http://taiyohanasaku.waterblue.ws/koji/wp/music/カブトムシaiko.mp3