宝くじ屋の不思議?

週末のドライブ中、赤信号に引っかかりました。

よくあることですが不運なことに信号の一番手前で止まりました。


「ついてない」と思ってふと横を見ると小さな宝くじ売り場ばありました。

そこの小さな宝くじ売り場は、「もっとついていない」売り場のようでした。

昔はタバコと葉書と切手を販売していた店だったのでしょう。そこは大きな大通りの角に位置していました。


個人的に「ついていない」という表現は根拠のない言葉なので、あまり好きではありませんが。


話を戻します。

築50年は過ぎてると思われる木造建築です。店の側板がところどころで、素人の住人が打ち付けたような修繕があちこち見受けられます。どう考えても経済的に余裕があるとは言えないのです。この店も「ついてない」のだろうと思ったものでした。


しかも主力製品であるタバコの自動販売機を覆い隠すように、過去で当たった宝くじの当たり金額を、大きく遠くからでも目につくように手書きで画用紙に書き記して貼り付けています。

これでは本来のタバコ屋ではなくなっています。

宝くじをもっと販売して儲けようと考えているのでしょうか?


しかしです。一枚300円程の宝くじ一枚売っていくら利益が出るというのでしょう。仮に一枚3円の利益が出て一万枚売れて3万円。時給1000円のバイトで30000÷1000=30時間

フルタイムで働いて約4日程の儲けです。

一生働いてもお金持ちにはなれそうにありません。

ところがです。くだんの張り紙内容をのぞいてみましょう。


平成23年 2等 当選金額2億**千萬***円

平成25年 2等 当選金額2億**千万円


この10年ほど前からこの小さな宝くじ売り場で真面目に購入した人が少なくても二人はお金持ちになっているのです。


ジャンボで、億単位の当たりが出るから、かなりの枚数の宝くじの販売があったのでしょう。宝くじを売ってそこそこ儲かったのでしょうか?

そしてそれに気をよくしてさらに宝くじを売って売り上げを倍増させようと考えてのことでしょう。

しかし販売できる宝くじをすべて売れたとしても利益の金額の上限が、億単位には届かないでしょう。お金持ちになれるはずがありません。


あくまで後つけ理論ですが、もし店主が近い将来自分の売り場から再び、億単位の当たりが出るかもと予測を立てて、宝くじをある程度自己消費して持っていたとすれば、数年後には億万長者になっていたかもしれません。


でも実際にはそうしていないから、今の店の状態なのでしょう。


僕は宝くじはまず買いません。以前は購入するときもありました。宝くじの良いところは二点あります。

ひとつは想像をはるかに超えるハイリターンです。投資金額の一万倍近く還ってくる投資は宝くじだけでしょう。ほとんどギャンブルと同じです。しかも投資金額は自己裁量で上限が決定できます。

二つ目は還ってくるお金は投資してからわずかの時間です。短期、長期の投資ものなどと比較すると、ほぼ瞬間と言えるでしょう。

欠点は一つだけです。当選確率の低さです。僕が購入しない理由はこの点です。確率は0ではありませんが、奇跡が起きないと駄目だと考えています。


これは想像です。しかも希望的観測です。

よく当たるとされる宝くじ売り場の宝くじを根こそぎ購入したとして戻ってくる金額との差益はいか程なのでしょうか?

仮に経済的に余裕があって根気強く購入し続ければ、お金持ちになれそうな気がしますが。どうなのでしょうか?


何処かの宝くじ売り場では毎回、億万長者になれる当たりくじを売り子さんから購入者に手渡されていってます。それを特定することは不可能です。

しかしある程度傾向を把握して、当たりを絞り込むことは出来るでしょう。

そして当選確率を上げることは出来るでしょう。

当てることは奇跡では無くなるはずです。


宝くじ売り場で高額当選が出たと張り紙が出ることがよくあります。

それはその売り場の経営者が当てたことではありません。

それは売り場の宣伝だけに過ぎないのです。

《宝くじを買ってもらうためだけです。》


「大きなチャンスほど目の前を静かに通過する」と言われますがまさにその通りだとつくづく思います。


もしある宝くじ売り場で高額当選が多数出たとしたら、そこの売り場の経営者はきっと唇をかむほど悔しがるはずでしょう。

だって、その時の宝くじを根こそぎまではいかずとも、大量に購入していたならば、ちょっとしたお金持ちになれたかもしれないからです。


不思議なことに、世間の宝くじ売り場の経営者のほとんどはお金持ちではないのでしょうね。


仮に僕が宝くじ売り場の経営者でよく当たりを出していたとしたなら、売り場の宝くじを大量に購入するだろうにと思います。

《それは僕がお金はたとえ不必要であっても、欲しいものだからです。》

でも残念ながら、現在は経済的に余裕がありませんので、お金を回してお金儲けは出来ません。でも現実問題としたらどうでしょう?

*「我々は夢を売っています」とでも思っているのでしょうか?

*それとも何か制約があるのでしょうか? きっと厳しい制約がありそうですね。


よく解りませんが不思議です。


宝くじ売り場を経営しているような人は、ほとんどお金持ちにはなれないのでしょうね。 中には居るかもしれませんね。

証券会社の証券マンが他人のお金を運用して、他人がお金持ちになる手伝いをして、手数料で飯を食べていますが、優秀な証券マンが不思議とお金持ちになった話は聞きません。これも実際何人か居てるかもです。

そして経済アナリストや経営コンサルタントが自分達のお金を回してお金持ちになっているのでしょうか? なっているかもです


他人がお金持ちになっていくのを手助けして、目の前でその様を見ている人達は、不思議とそのチャンスをつかむことができないのですかね。


その原因は一体なぜなのでしょうか?

僕なりの見解では偏ってしまいます。しかも正しい答えにはなりません。

そして正直よく解りません。そこは考えてみてください。

しかし普段特に、疑問を抱かないで見過ごしてきた事に、疑問が出始めた時には何かを変える必要があるということでしょうか?

お金持ちになりたければ他人の金持ちになる手助けはするな。ってことかも。ほんとよく解りません。


今日はここまで、ではまた、近藤浩二でした。

今日も一曲プレゼントです。

ボストンでヒッチ ア ライドです。



http://taiyohanasaku.waterblue.ws/koji/wp/music/HitchaRide.mp3


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