スプリング ハズ カム(春がきた)

チア アップ! (Cheer up!)

チア アップ! (Cheer up!)

ヒア カムズ ア ロビン

(Here comes a robin.)

ヒア カムズ ア ロビン

(Here comes a robin.)


昨日にも増して陽光が、さんさんと降り注ぐ

お出かけ日和の、週末の日曜日。

ふと思い出す40年ほど前の今日このごろ。


高校生から、心機一転、勉学にまじめに取り組もうと

意気込んで入学前にもらった、英語のリーディングの

教科書の始まり。

今となっては本文は、記憶は不明瞭ですが、ともかく

挿絵(さしえ)に描かれていた、木々の間から今まさに

飛び立とうと待機している《こまどり》の心の

《弾み》、《躍動感》、《生命力》、《軽快》を

自分自身の心のはればれしさと、重ね合わせて

何かになぜか、ドキドキときめいた、鮮明によみがえる思春期。


ーー少女から女性に変貌する同級生の

ーーー程よい**のふく*みーーー

後戻りができないような、突然目がまわるような

衝動を自制できない、危険性が高くなった年代。

あらぬ妄想を抱かせる、友人からの興味深い情報等。

反面、高校の校訓《質実剛健(しつじつごうけん)》の

ごとく、いっそう厳しくなった先生たちの教授、鞭撻、指導。

とにかく文字を追いかけて、多読することを楽しみにしていた。

ありあまる活力の、静かな反応を、胸躍る心の片隅に

小説本の文章と、ともに無理矢理押し込め

本の中に納めていた。


昼から仕事の妻の用事で隣町まで買い物。

「ざぶとん買おうかと、スーパーで」

「値段の割に、種類も少ないよ」

「ニトリなら種類も豊富やで」、「やっぱり、お値段以上やろ」

「じゃ、ニトリに行こうか」車に飛び乗り、急ぐこと20分。

車窓からの日差しが、まぶしいにも関わらず心地よい。

「今日あついね、暖房切ろ」


週末の日曜日、春の陽気に誘われて社用車より

自家用車が目立つ、途切れることも、ないほど通過する。

赤、青、黄色など、やや派手な服装を

身にまとった、学生らしき若者が、飛び跳ねるように

自転車に乗って、笑顔で楽しそうに話している。

待ちわびていた日差しを、身体いっぱいに浴びようと

背伸びしているような木々の声。「ミシ、ミッシ、ウーン」

開店直後はまだ、すいていたニトリの駐車場も

昼間際にはほぼ満車状態。

山も田舎も街も人々も活気づいて、色めき始めた。

心がほんとに躍る、騒ぐ、気勢が上がる。

《春がきたーーーーー》

今日から何事も始まる。弥生三月の吉日。


当時高校の英語の先生から「春が英語でスプリングなのは」、

「春はスプリング(ばね)のように、飛び跳ねるようで、はじけるからだ」って聞かされた、本当だろうと、今さらながら納得。

《冬来りなば、春遠からじ》です。

少し汗ばむ春の陽気に、あれほど寒かった冬が

懐かしく感じます。


今日はここまで。近藤浩二でした。

洋楽紹介します。ではまた。


カーペンターズでマスカレードです。

1973年リリース。シングルカットせず。大ヒットアルバム「ナウ アンド ゼン」に収録。レオンラッセルの作品。

マスカレードとは仮面舞踏会のこと。後にジョージベンソン

で大ヒット。心が離れているのに、そうでないふりをして

関係を続けようとする二人の話。

間奏のフルートのソロが印象的。ピアノのソロも秀逸。

ジャズのスタンダードとして定着している。名曲です。


クイーンで「愛という名の欲望」です。

1980年リリース。4週連続全米No1位の大ヒット。

アルバム「ザ ゲーム」からシングルカット。

ボーカルのフレディーマーキュレーの作品。原題

「Crazy little thing called

love」。邦題がちとくさい。

オールディーズを感じさせる懐かしいロック。


キャロルキングで君の友達です。

1971年リリース。シングルカットせず。アルバム

「つづれ織り」に収録。同年ジェームステイラーがシングルで発表。全米No1位の大ヒット。翌年グラミー賞獲得。

「友情」、「友達」、「人の絆」を歌った歌曲。

原題「You got a friend」。

彼女がピアノとともに歌えば

力強いメーッセッジに聞こえる。