霜月朔日と御創祀1880年

太陽院院長 近藤 千恵子です(*^^)v

霜月…朔日…11月1日

風は冷たいけれども、秋晴れの中 朝10時半から 伊予西条にある 旧國幣中社…伊曾乃神社で催行された

「御創祀1880年祭並びに幣鐉料奉幣祭」に参列して参りました。

1880年前、五十鈴川の流れも清らかな伊勢の神宮に眠る天照皇大御神さまの分け御霊として荒御魂が、ここ伊予の國西条に

第12代景行天皇の皇子である武國凝別命(たけくにこりわけのみこと)によって鎮座…御創祀。

景行天皇の皇子、ヤマトタケルノミコトは良く知られているけれど、タケクニコリワケノミコトは、古事記には名前も出て来ず…知ることが出来るのは日本書紀の記述から…。

西暦にしてみると、137年。

人の寿命が60年で計算してみると、31回生まれ変わったり…31代前の祖先もこの宮で祈りを捧げて来たようで…

御神事の中、笙(ショウ)や篳篥(ヒチリキ)が奏でられ…また二人の巫女さんの浦安の舞。

きっと、この巫女さん達も 雅楽を演奏する方々も ずっとずっと昔も同じようにこの社の中 神さまに舞いや雅楽を奉納されていたんだろうな~と、思いながら…

私もこうして、この宮のそばに生を受け今日1880年の有り難い御神事に参列させて頂いてること、きっとずっとずっと昔もご縁を頂いてたんだろうな~と ゆっくりと催行される御神事の中、頭の中は悠久の昔へとタイムトリップしておりました。

昔々、まだ小さい頃…夏越まつりに舞う巫女さんを 家に戻って真似て舞ったことも…

厚かましいですが…長い長い時の中、巫女だった過去世も有るかも~なんて思ってもみたり…(笑)

人は、どの国や…どんな宗教であっても、見えるモノだけではきっと生きてはいけないモノ。

11月、七五三も近く、境内には着物姿の可愛い子供の姿も…。

子供を授かり…氏神様にお七夜、お宮参り、3つ、5つ、7つ…無事に大きく成長しましたと報告し…

そして、入学、卒業、受験、結婚…と、何かにつけて感謝を捧げ 報告し、また厄年になれば、またお宮に参り…病気になっても神頼み…。

伊曾乃神社の神さまも 1880年 ずっと変わる世の中や人を、変わらぬ大きな愛で 見守り続けてくれ またこれからもずっとずっと 地元の人々から「お伊曾乃さん」と呼ばれ慕われていくんだろうな~と…

1880年という古事記編纂よりも長い長い歴史を持つ伊曾乃の宮に、改めて感動した霜月朔日でございました。

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