古事記の中、「国づくり」を果たしたイザナギとイザナミの命。
その後、風の神、木の神、山の神、海の神、川の神、岩の神、石の神などなど自然の神様が次々と生まれ
最後に生んだ火の神さま。
この火の神さまを生んだところ、女神のイザナミさまは大やけどを負って死んでしまい、
残された男神イザナギさまは、寂しくて寂しくて「黄泉の国」へと逢いに行き・・・。
でも一足遅く「黄泉の国」の食べ物を食べてしまったイザナミは、もう元の世界には戻れないと…。
そこで、イザナミさまは「黄泉の国」を支配するものに、きいてみるから「私が良いというまで、この戸は開けないで下さいね」と、イザナギに言って中に入って行き…。
待ってたイザナギさまは、なかなか出て来ぬイザナミさまを待ちきれず 「開けてはいけない!」と言われた戸をこっそり開けてしまい…。
そこで見たものは、変わり果てた妻イザナミの姿。
「見たな~」「開けたな~」と、醜い姿になったイザナミ。
そして黄泉の国の者たちに追われ追われて、ようよう逃げたイザナギ様。
川のほとりにたどり着き、「あ~醜いものを見てしまった!」と、左目を洗うとアマテラスさまが生まれ。右目を洗うとツクヨミさまが…。そして、鼻を洗うとスサノオさまが誕生。
スサノオさまは、アマテラスさまの孫がこの地に降り またその孫がこの地を治めるまで、スサノオの子孫がこの地を治めており
アマテラスさまの世になった時も、スサノオさまの時も、夜の闇を照らし支配するのがツクヨミさま。
アマテラスさまが、天岩戸に隠れ闇の世になり困ったけれど、闇もまた必要。
闇があるから、光が生きる。
また光があるから、闇がまた尊い。
新約聖書「創世記」の中にも光と闇が創られる。
はじめに神は天と地とを創造された。 地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた。
夜の闇を、明々と照らしてくれる。
実は2013年、私の母が亡くなる3日前の12月16日
ちょうど伊勢の外宮さんの隣にある「月夜見宮」をお参りさせてもらった時、照らす太陽がまぶしくて写真におさめようとした時、不思議な光が踊り輝いて見えて、月夜見宮でみたこの太陽の光は、お月さまを自ら光らせていることを感じさせてくれた様に思います。
2013年月夜見宮で撮った光の写真
そして、昨日のブログで書いたペリリュー。
このペリリュー島のあるパラオ共和国が、独立するとき国旗の選択をした際、一番人気があり決まったこのパラオの国旗。
パラオは日本のひとつの県にしてほしい!と願ったほど、日本が大好きで、国旗も日本の国旗に似たものが一番人気。
青い海に浮かんだ丸い月
月の光は、太陽の光を浴びて輝く。
太陽とは、日本のこと。
天皇陛下が訪問した日が、パラオの祝日に制定されたほど。
3000キロも離れた南の島で、先人が遺した大和心が今もなお生きていること…あのパラオの青い海を思いだす今日満月の夜。