あてどもない旅


アクセルふかして Keep on truckin’   自由な心は Happy
あてどもない旅  一度したいと思いませんか…

と始まるユーミンの「ワゴンに乗ってでかけよう」

スキーのインストラクター時代、四駆の軽四にひと冬過ごす荷物を積み込んで、志賀高原を目指して出発。

片道800キロ近く…。

初めて行った時、瀬戸大橋の料金を考えると、「私、手持ちのお金で払えるのかな?」と思うほど、岡山―姫路―神戸―大阪―京都ー滋賀ー名古屋ー岐阜ー長野といくつもの県境を越え長い長いドライブ。

お気に入りの曲をカセットテープに吹き込んで、岐阜の恵那山トンネルを超えると、真っ白な雪景色が現れて…。

初めて長野から山形の月山を目指したときは、道路マップが高いので日本地図を購入し、夜10時ころ出発。

新潟に向けてスタートしたのはいいけれど、高速に乗らず 日本地図に示された幹線道路で北へ向かって行こうとしたところ、真夜中対応車も全くないような山道に入ってしまい

ここで車が止まったり、何かあったらどうしよう…なんて不安ばかりが頭に浮かび、朝やっと明るくなりかけた時に居た所は磐梯山!!

どこをどう行ったのか?

なんと月山にたどり着いたのは、その日の夕方5時近く。

前の日の夜出発して、19時間もかかって到着(笑)

翌年、普通に高速に乗れば5~6時間で行ける所を20時間近く走り続け…到着したんだから、無知って恐ろしい…。

でも初めて行った月山、夕方だったからこそ月山の「ロッジ柏や」で居候をすることになったのかも知れないけれど…。

月山から一氣に、西条の家に戻った時は夕方5時頃月山を出発。

調べてみると1060キロ。

パーキングで休憩しながら、西へ西へ…。

翌日の夕方ちょうど24時間経過したころは大阪辺り。

そして、瀬戸大橋を越え香川に入ると故郷愛媛ももうすぐ。

冬中、ホームシックもなく自由に氣ままに過ごしておきながら、急に父母の顔が浮かび アクセル全開。

新婚旅行の時も、結婚式が終わりどこへ行こうか?って感じで、とりあえず愛媛八幡浜から九州臼杵に向けてフェリーに乗り…。

フェリーから降りて、じゃ長崎のハウステンボスにでも行ってみる?って感じで、長崎へ。

結婚式が4月30日だったので、翌日はゴールデンウィーク真っ只中。
お昼3時頃まで能天氣にハウステンボスで楽しみ、ホテルに問い合わせたらどこも満室。

長崎市内のホテルがやっと一軒、見つかり長崎市内まで。

出逢って、大阪と愛媛での遠距離だったから二人でなんだかんだおしゃべりしながらの、新婚旅行は最高に楽しいロングドライブ。

そして、新婚の頃は運氣も上昇しているためか、長崎から移動して行った宮崎のホテルでも満室のところ、ホテルの人の御好意で会員制のゴルフ場の一部屋を紹介してもらったりして…。

今日、ポカポカと暖かい冬の日、高松までひとり運転して行き あれこれ懐かしいあの頃をまた思いだし、車があることで普段着でどこへでも出かけることが出来る今…。

やっぱり私は、動き続けてることでエネルギーチャージ出来てるのかも知れません。

ユーミンの歌のように、あてどもない旅…いつかゆっくり旦那ちゃんとしたいな。

ユーミンの動画が見つからないので、昔よく聴いてた
稲垣 潤一「ドラマティック レイン」

この流れるサウンドが懐かしく心地いい