筋道が通らない!!道理が合わないこと…を「不条理」と言うそうですが、とかくこの世は「不条理」なことが本当に多いと思います。
今日は、朝から私が昨年2月から取り扱ってる「水素風呂レンタル事業」のフォーラムに行って参りました。
水素風呂の研究協力者の方々のお話や、会社の社長の思い、水素に関する学術発表と、あっという間の3時間でした。
中でも、最後にお話された友田最高顧問の思いにまた心打たれました。
「世の中の不条理を無くしたい!!」と静かに語られる中に、今の世に対する怒りとやるせなさ、どうしようもない思いが伝わり泣けてきました。
どうせこんなもんだろう…と「臭いものに蓋」をするような世の中。
反骨精神からではなく、やるせない仁と義を思わせる言葉の数々。
先の大戦で、何もかも無くなった焼野原からひとつひとつ作り上げてきた人々。
両親を亡くした人もいただろう。
父の無い家庭もあっただろう。
この日本を支えてきた人々の生活が、今 本当にそれに見合うだけの喜びに生きているのでしょうか?
生活保護を受けることは、多くの人に申し訳ないからと申請もせず、あるモノだけで今を生き延びている高齢者と言われる人々。
机上の計算だけで決められ変えられていく「介護保険事業」や「年金」。
誰か偉い人たちが、決めていく現実感のない理想郷。
介護も今や産業となり、事業所が乱立し その中で大きな病院が強い力を持ち、いずれ高齢者が減っていくと小さな事業所はどうしようもなくなっていくであろう現実。
昭和の初めに起業した会社は、一世を風靡し そして モノが溢れ会社はどこかと合併することで、やっと生き残っていく現実。
困っていても、誰を頼ることも出来ず、誰も助けてくれない現実に直面している現実。
下流老人…と言われる言葉が出て来る今、戦後この国を作り上げてきた人々は、何を思い毎日暮らしているのか?
いや…下流老人だけでなく、「ゆとり世代」と呼ばれる世代を作り上げたのも大人たち。
就職する先もなく、やりたいこともみつけられない世代。
なぜこんなことが、起こって来たのでしょうか?
戦後、核家族化が進み、個人主義 そして 学歴重視の世の中となり、おちこぼれを生み…誰かのために命がけで動く心を失ってしまったのもひとつの要因の様な氣がする。
そして、2011年3月11日天から警告がなり、寒い東北に生きる人たちが世界に示した「やまとの心」「武士道」
世界が絶賛した日本。
根っこの根っこの部分を作り支えてきた人々は今、幸せでしょうか?
そして、繋がっていく我々に出来ること…。
片田社長が、知覧の特攻記念館で目にした2つの手紙
「僕の命は明日で終わる。僕が生きたであろう未来を君に託す」そして
「私は親も上官も信じません。ここに無邪氣に遊ぶ子供たちだけを信じる」とも・・・。
自身が玉となり、祖国のために散って逝った19や20歳の若者たちの祖国を思う心。
こんな「不条理」な世を空の上から、どんな風に見ているのでしょうか?
THE BLUE HEARTS 「青空」