悠久の五つ星

太陽院院長 近藤   千恵子です(^.^)

毎年10月25日に開催される 神風特攻敷島隊五軍神と愛媛特攻戦没者慰霊追悼式典。

いよいよあと数日後に開催と言うことで、色々準備をさせてもらってる中 式典の中での追悼歌の歌詞カードを作っております。

「関中佐功績顕彰歌」 「海行かば」 「同期の桜」 そして 今年の追悼式典で初めて歌われる「悠久の五つ星」

敷島隊は特攻作戦が始まった昭和19年10月25日 米艦隊に250㌔の爆弾を乗せ機体共々突撃し散華した最初の隊。

隊長に愛媛県西条市出身の23歳 関 行男大尉…そして第一番機。

そして、福島県原町出身の19歳 中野 磐雄一飛曹は第二番機。

第三番機は、京都府舞鶴市出身 20歳の谷 暢夫一飛曹。

第四番機は 宮崎県宮崎市出身 19歳 永峰 肇飛長。

最後に突撃した第五番機には 愛媛県新居浜市出身 20歳の大黒 繁男飛長。

今年初めて追悼式典で歌う 「悠久の五つ星」は 甲府市に住む作詞家 竹内秀秋氏が平成7年 戦後50年の節目に作詞し、愛媛県の作曲家河本 忠氏が曲を付けたもの…。

五隊員の心情があふれた 詞が一番から五番まで。

悠久の五つ星
           竹内秀秋 作詞
           河本 忠 曲編

一 決めた道なら尊い命 散って花咲く          関中佐
  誠ひとすじ 旅立つ空よ
  敷島隊長 一番機 ああ 平和の星 だ 悠久の星

二 夢は予科練 男の翼 翔けて錦を 着て帰る
  泣くな歎くな 相馬の父母よ
  若鷲中野は 二番機ぞ ああ 平和の星だ 悠久の星

三 親の恩こそ 海より深し 散るを惜しまぬ 谷少尉
  誓う手紙は 辞世の歌よ
  人生火の玉 三番器 ああ 平和の星だ 悠久の星

四 若さ十九の 蕾は赤い 春を思えば 花が咲く
  大和ごころに 殉じた君よ
  輝け永峰 四番機 ああ 平和の星だ 悠久の星

五 負けず嫌いの 氣性が強い 花も実もある 若櫻
  偲ぶ故郷は 伊予路の空よ
  さらば大黒 五番機ぞ ああ 平和の星だ 悠久の星


敷島隊の五人だけでなく 大東亜戦争によって 散華していった多くの御霊お一人ひとりに 故郷があり… 家族があり…。

アメリカ軍が 「クレイジー」と叫んだ 特攻作戦。

守るモノがあり…命を懸けて守る為に闘った 多くの先人が居たからこそ戦争に負けた今も存続する 祖国日本。

そして、米軍をはじめ アジアの国々に知らしめた 大和魂。

「世の為 人の為 惜しまれながら 死んでいく」

私たち 今を生きる者が 思いを形にし… この追悼式典も続けて参ります。

今年も 10月25日 朝10時30分~ 快晴の中で…。