伊予路に春が…

太陽院院長 近藤 千恵子です(*^^)v

梅の蕾が膨らみ…春の陽射しの射しこむ今日この頃…

「伊予路に春を呼ぶ椿まつり」

22日0時~24日24時まで昼夜を徹して行われる松山伊予豆比古命神社…通称お椿さんのお祭り。

縁起開運・商売繁盛の神様として有名なお椿さん。

椿まつりの頃までが 寒さ厳しく…椿まつりが終わると春が訪れると昔から言われており…

今年はいつもの年よりも10日ほど遅い開催だけれども…やっとこれで、伊予路に春が…。

春になると、四国路には各地からお遍路さんも訪れ…また外国からのお遍路さんもちらほら…。

88か所を歩いて巡る歩き遍路さんには、頭が下がるほど…。

スタンプラリーの様な氣持ちで始めた方々であっても、どこかで弘法大師さまを慕い何か見えない大きなものに包まれ歩くお遍路さん。

もう10年程前、お遍路さんの元祖衛門三郎さんのお話を聴いたことがあるけれど…

托鉢に来た弘法大師さんの托鉢の鉢を割り、その後次から次へと大切な子供たちを亡くしたことで、弘法大師さんに謝りたいと弘法大師さんを追って追って歩く衛門三郎さん。

そして、弘法大師さんと出逢い「あなたの罪は許されました」と告げられ命の最期を迎えた衛門三郎さん。

その最期の時に弘法大師さんが衛門三郎さんに生まれ変わったら何になりたいか?との問いに…「伊予の国主河野さまの嫡男となって生まれ変わりたい」と…。

そして小石に書かれた「衛門三郎再来」

この小石を握り…亡くなった衛門三郎。

その後、伊予の領主河野氏の元に生まれて来た嫡男。生まれた時から開かなかった左手が、3歳の誕生日にパッと開き…

そこから現れた「衛門三郎再来」と書かれた小石。

今も51番札所「石手寺」には、この小石が置いてあり…衛門三郎さんのお話もまたずっと語り続けられる四国遍路元祖のお話。

私の好きなお話でした(^^)♡