光に向かって集まる小さな虫たち。
光は輝きを増して、人をも誘惑をすることもある。
あえて、闇に入っていくモノも少ないけれど。
光へ…。
求めて行った先に何があるのでしょうか?
その輝く光の中心は、もしかしたら光に隠れて見えない真っ暗なモノを知るところから始まるのかも知れない。
たとえば、華やかな職業に隠れたモノ。
キャビンアテンダントも、漫才師も、舞台俳優も、パリコレのモデルさんも…。
華やかに見せる裏側には、見えない所での弛まぬ練習や思いがあり、
あのシンクロナイズドスイミングの選手たちなどは、水面下では必死に体勢を保つために足を動かしている。
光が強ければ強いほど…輝けば輝くほど…基になるものは、しっかりとそれを支えられるものであるのかも…知れない。
光に支配されてしまわないような…。
例えば、一発やと呼ばれる芸人さんは、一時もてはやされても消えていく芸人さんなども…。
私の人生を大きく変えてくれたスキーインストラクター時代。
鮮やかに急斜面を滑っていくためには、しっかりとした基礎の世界が必要で、壁にぶち当たっては一旦原点に戻り、全てをぶち壊すような基本の練習をしてみたり…。
スキーやスポーツの世界、また他の世界でも 上達していく過程の中には、成長期があれば、スランプがあり、そしてプラトーと呼ばれる停滞期もあり、
そのスランプや停滞期を耐え抜く精神力こそ、光を放つためには大切な大切な経験なのかもしれない。
中には、そんな努力をしなくてもスッと手に入れてしまう人もいる。
それはきっと前世で人の何倍も努力し生まれ変わって達成させてもらってるのかも…知れない。
美空ひばりさんなどは、きっとそのタイプ。
そして、ずっと昔「不器用な人ほど成功する」という中谷彰宏氏の本を若い時に読んだことを思い出した。
私自身、何事も器用なタイプでもなくて、ただ興味のあるものにしかエネルギーを注げず、なのであれこれ手を出すこともせず…。
器用な人は、色々なことをこなせる分、色々なモノに手を出しがちで…。
結果、何にも身についていないなんてことも…。
不器用だからこそ、見えるものもあり…。
なので、私が自分で言うのはおかしいけれど、スキーを教えてるとき 私自身が躓いたり、出来なかったりした部分が多いから、教える時に生徒さんの氣持ちや出来ないところの原因がわかったり…。
案外、上手くなるコツを教えるのがウマかったような・・・。
光の世界は本当は闇の世界を超えた所から放たれてるのかも…知れません。