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新嘗祭の日

太陽院院長 近藤 千恵子です(*^^)v

11月23日…勤労感謝の日と呼ばれる祝日。

朝、玄関に国旗を掲揚…そして、伊曾乃神社で行われる「新嘗祭」と「神宮大麻領布始祭」に参列。

伊勢の神宮の天照皇大神宮の大麻を各町内でお世話する方々も大勢参列し…御神事が執り行われました。

そして、今日宮中では 天皇陛下が夕方6時~と夜10時~今年採れたお米を神さまと共に召し上がる儀式。

どんな風なことを祈り行われるのかは、宮中で陛下の傍でおられる方も全く知らない儀式。

陛下から皇太子さまに語り継がれる儀式。

今日も宮中の神嘉殿で陛下がおひとりで2時間…神さまに祈りを捧げる儀式が2回。

あ~…尊く有り難い天皇の國 日本に生まれたこと…改めて感謝が湧きあがります。

伊曾乃神社での新嘗祭から戻り、今日は午後隣の新居浜市で開催された童謡詩人…「金子みすゞの宇宙~いのちとこころの詩~」に行かせて頂きました。

20年目になる今日の講演会…。大勢の方が大ホールに来られてました。

私自身は、今回で4回目の金子みすゞの世界。

そして、いつもお話を聴かせて頂いてる金子みすゞ記念館初代館長でもある矢崎 節夫氏のお話。

みすゞさんの詩が、矢崎先生が解説してくださることでワクワクと心の中に入ってきます…。

そして、今回なるほど~と思ったのが、「あなたと私」の世界。

「こだまでしょうか」や「わたしと小鳥とすずと」の詩から、みすゞさんが見た世界。

そして、今の時代の様に「私が…私が…」ではなく、「あなた」がいるから私がある…っていうこと。

怒ることも…嬉しいことも…あなたがいるから…。

そして、昔フランク永井さんが歌った「有楽町で逢いましょう」では…

♪貴方と私の合言葉…有楽町で逢いましょう。♪

また童謡「どんぐりコロコロ」の詩の中でも…

「あなたと私 仲良く遊びましょ」と…

「あなた」から始まり「私」がいる…。

そして、日本の国歌も…「君が代」

大君が居るからこその日本そしてこれが基本。

平和は長崎からという永井博士の言葉の中にも「汝が先」という言葉。

汝が先で平和に…

江戸しぐさや会津藩の「ならぬことはならぬものです」と〆る7か条にもみられる日本のこころ。

忘れてしまいそうな大切なことや、モノの見方を優しく書き綴られた金子みすゞさんの数々の詩に触れさせて頂き…何だか爽やかな氣分にさせて頂きました。

愛の世界

今日突然届いた、「真央さん死去」の訃報。

34歳…2人の愛しいわが子を残し、また愛する旦那さまとのこの世のお別れ。

癌と向き合い、多くの人々の希望になれば…とブログで思いを綴り…天に還って逝った真央さん。

きっとあと1日…あと1日…せめて子供達が一人立ちするまで…と、願い祈り…愛を与え続けた毎日。

母や妻に先立たれ…残された家族も、遠く離れた世界へ旅立つ母も…無情な思いを胸に抱き過ごすこれからの時間。

毎日どこかで誰か生まれ…どこかで誰かが死んでいくこの世。

そして、天上界では今日も使命を以てこの世に旅立ち…そしてこの世での使命を終えて戻って来る魂達。

ふと…金子みすゞさんのこんな詩を思い出した。

「大漁」

朝焼け小焼けだ 大漁だ
おおばいわし の 大漁だ

浜は まつりの ようだけど
海のなかでは 何万の
いわし の とむらい するだろう

独特の金子みすゞさんの詩の世界。

他にはこんな詩も…

「おさかな」

海の魚は かわいそう

お米は人につくられる
牛は牧場で飼われてる
鯉も お池で麩をもらう

けれども海のお魚は
なんにも世話にならないし
いたずら一つしないのに
こうして私に食べられる

ほんとに魚はかわいそう

この世では、あの知的で優しく可愛い女性…真央さんを多くの人々が悼み、そして天上界では神さまが 使命を終え戻って来た真央さんを大きな光で包み、やさしく迎え…

早くに母を亡くした子供達やパートナーを失った海老蔵さんにもまた…大きな光と神さまの大きな愛がきっと優しく包んでくれると…

愛別離苦…愛する者と別れる苦しみを超えて…見えてくる世界。

「愛してる」と旅立って逝った真央さん自身も、愛する者達とのツラく苦しい肉体の世界…この世とのお別れのとき。

そして、今日大東亜戦争の中、あまりにも卑劣な戦いとなった沖縄で一方的に被災され旅立って逝った方々への72年目の鎮魂のための慰霊祭。

限りあるこの世での命の時間…人はどう生まれ、どんな風に生き…どう死んでいくのか…。

生も死も…善も悪も…神さまがつくる世界。

生まれ来る時代や場所…全てのことに大きな学びの時があり、今の時代を生きる私自身も、健康・平和・人間関係・経済等々 多くの学びを通して神さまの愛の世界感じていきたいです。