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僕の人生は明日で終わる…

太陽院院長 近藤 千恵子です(^^ゞ

この世に生まれた瞬間から、私達はひとりの例外もなく…死へと向かって行きます。

そして、若い頃や、50歳を超えた今でも まだまだ命が終わるということを…わかってはいても実感はありません。

戦争の真っ只中にいる人や、飢餓で苦しむ国に生まれた人…、病で苦しんでいる人々にとっては、きっと…誰よりも今この世に生きている生かされているということを実感しているはず…。

「僕の人生は明日で終わる。生きたであろう明日を 未来の君たちに託す」

と…遺書を書き、飛行機に爆弾乗せて 多くの若い若い命が 空に向かい…そして、敵艦に体当たり…。

たったひとつの尊い命を、国家の為…家族の為…愛する者の為に…捧げました。

そんな、神風特別攻撃隊が初めて編成されたのは、大東亜の戦争が終盤を迎える昭和19年10月。

そして、フィリピン…マバラカットから飛び立って行った5つの御霊。

明日、この肉体が無くなり…もう愛する人とも話すことも…触れることも出来なくなるとしたら…その前夜、どんな気持ちで夜を迎えたのでしょうか。

日本の特攻隊が初めて敵艦に体当たりしたのが、73年前の…10月25日。

特攻作戦が始まり、次々に爆弾積んで突撃してくる姿に、米軍の兵士たちは、「クレイジー」と思い…またそれが本当に怖かったそう…

そして、終戦後 徹底的に日本のことを研究した結果、変えられたのが教育。

「戦後教育」

戦後72年…特攻作戦から73年。

今日、平和で豊かな社会は、悠久の大義に殉じられた 多くの方々の尊い犠牲の上に成り立っていること…。

そして、思うに…本当に平和で豊かな社会なんでしょうか?

明日、日本で初めての特攻隊である…「敷島隊」五軍神と愛媛県の特攻戦没者の追悼式典が、私の住む愛媛県西条市で開かれますが…

訪れる人々は、60歳以上の人々がほとんど…。

自殺ではない…誰かの為に命を捧げた英霊の方々。

2000年前に、エルサレムで何の罪もなく 当時の権力者によって 十字架にかかり…人類の罪を贖うための神への燔祭となったキリスト・イエス。

私の為に生きるのではなく…人々の為に、命を捧げた神の子と、73年前から1年間…次から次へと敵艦目指して突撃していった英霊の方々は、私の中では イエス様と同じ…。

その同胞の命をかけた生き様こそが、世界に誇る…武士道。

大和魂。

明日は、あの長く続いた雨もなく…台風も去って行き きっと天も高く秋晴れの日。

遠い遠い空の上から、この平和で豊かに見える 今の日本に生きる我々を どんな風に思ってみているのでしょうか?

あの長く長く続いた雨は、天の哀しみの涙だったのでしょうか…。

「今一度、日本を洗濯致し候」と言った 龍馬の感じたような時代が、今また訪れているのかも…知れません。

追悼式典には来れなくても 10月25日…尊い命を捧げた御霊にどうか思いを寄せて頂けると嬉しいです。

感謝…合掌…