「宝物」タグアーカイブ

母の宝物

太陽院院長 近藤  千恵子です(^^)

今日、19日は2013年天に還って逝った母の命日。

朝から何やら時間が取れず、お墓詣りにも行けず…過ぎた一日。

そして、夜探し物をしていたら出てきた一冊のファイル。

開いてみると、母が読売新聞の地方版に、投稿し掲載された短歌や川柳

そして、姉の子供…孫たちの顔が掲載された新聞の切り抜きや幼稚園から送られたおじいちゃんおばあちゃんへのはがき。

母の宝物の数々。

歌会始の切り抜きもあり、また来年の題「苗」の募集要領が切り抜かれていたので、秘かに出していたのかも…。

切り抜きの短歌は…

湯の谷の 湯より上りて 赤々と 稲田を染むる 夕日見てをり

寺の門 足早に入る 遍路らの 白衣は染みぬ 極む もみぢに

そして川柳には…

冬物を もうひと洗い 梅雨晴れ間

立秋が 高校野球で 出番待ち

孫三人 縫上げも出来 七五三

老い二人 登校児等の 声で起き

おばあちゃん あのねのあとは 内緒ごと

手の切れる ようなお札の お年玉

そして、俳句はひとつ

リハビリの 部屋に桜の 花ざかり

そして、そんな新聞の切り抜きと共にはさまれていた 「パーキンソン病」に関する記事の数々。

切り抜きは、平成6年~7年

今から、22~23年前。

母が57~58歳の頃のもの。

今日、母の命日に「見つけて~」と、出てきたような母の宝物たち。

そして、そのなかに私の長野の住所と便箋も挟んであり 千恵  と、震える文字の書きかけの便箋が一枚…。

若い時は うるさいな~とも感じていた母。

病気で身体が動かなくなり…喧嘩することも出来なくなって やっと知る母の存在の大きさ。

そして、命日となる今日 母の宝物のような短歌や俳句などが掲載された新聞の切り抜きに 母の生きてた頃の僖びを共有。

そして、私 やっぱり母の娘に生まれて来て良かったな~と、改めて思った命日の今日でした。

 

 

 

人生はキラキラ宝物

太陽院院長 近藤 千恵子です(^^)/

今日、午後1時半~市内の文化会館で開催された映画「人生フルーツ」観て参りました。

東海テレビが制作した  愛知県春日井市に住む90歳と87歳…合わせて177歳の コツコツ、ゆっくり、丁寧に 時を重ねたご夫妻のドキュメント。

「家は、暮らしの宝石箱でなくてはいけない」とされるモダニズムの巨匠ル・コルビュジエの言葉通りの 我が家での過ごし方。

映画はもちろん素晴らしかったのですが…なんと開演直前 私の中学校時代の恩師が御夫婦で会場に来られ、私のすぐ後ろの席に…。

着席された後、くるりと振り返らせて頂き…ごあいさつ。

初めてお会いした奥様に…「私の大好きな先生だったんですよ!」と、御挨拶させて頂き…映画が始まり…。

そして、映画が終わった後 ちょうど一緒に会場を出て…

実は最近、よく先生とバッタリ会うことが多く その度ごとに、言うと泣きだしてしまいそうで  言えなかったことを 奥様に聞いてもらいたいな~と、話し始めたところ 先生が近づいて来られて…

御夫婦を前に、やっと感謝の思いを伝えさせて頂くことが出来ました。

中学3年の冬…進路を決める時 母と私の意見が合わなかった時に、母を説得してくれ…私の思いを叶えてくれた先生。

本当に今、思っても高校進学から始まった選択の人生。

反対されながらも進んだ高校。

自分で決めたから…どんなことでも頑張れたことや、高校卒業の時 母が「この学校に来て良かったね」と言ってくれたこと…。

本当に先生が味方してくれたから、今があることを 拭いても拭いても溢れてくる涙流しながら…やっと伝えさせて頂きました。

照れながら聞いてくれた先生の隣で、奥様が
「あなた先生やってて良かったね。先生みょうりにつきるね」…と、微笑まれ…

「だから…私が大好きな先生」なんです…と。

やさしく、思いやり溢れる 素晴らしい先生の生徒だったことが、本当に私にとっては宝物。

今日は、映画のご夫妻の生き方も素晴らしかったけれど、今日3回上映予定の中 あの時間にあの席に座り…先生ご夫妻に御挨拶させて頂けたこと…

そして、ずっとずっと言いたかった感謝の気持ちを伝えられたこと…本当に神さまはイキな計らいをしてくれるな~と、

改めて神さまにもチュ(^_-)-☆

家も…人生も…出会いも…キラキラ宝物。

私自身の人生の宝石箱の中、有り難い宝物がいっぱいです!!