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風の丘の優しい風

今日、名古屋のお友達照ちゃんから、阿蘇の風の丘大野勝彦先生の日めくりカレンダーが届きました

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昨年4月14日あの熊本地震で大野先生の美術館もかなり大きな被害を受けての復興。

「風の丘にまた優しい風が吹き始めました」とある美術館再オープンのチラシ。

3年ほど前、今治の明徳中学に講演で来られると知り、そこに息子さんが通っているお母さんに先生にお願いしてもらって一緒に大野先生のお話を聴かせて頂きました。

両手を事故で失い、そこから書き始めた言葉と絵。

講演の時には、事故の時のお話や家族のお話を含め、義手を使い器用に書かれる文字と絵。

そして、ペットボトルのキャップを開けて、お水をコップに汲み飲む一つ一つのしぐさ。

あ~ここまでの生活をするまでに、どんなに暗い暗い闇の中を超えて来たのでしょうか。

みんなの前で笑顔でふるまう奥には、様々な感情を乗り越え 家族への愛と家族との愛の絆。

そんな中、突然襲った熊本の地震からたった1年で、再オープンにまで持って行った凄さ。

届いた日めくりにはやさしい言葉がいっぱい。

●笑った 笑った 笑顔は最高の ありがとうですネ

●転んでよかった やさしさいっぱい降ってきた ありがとうがいっぱい湧いてきた

●逃げるな 負けるな 諦めるな

●オッとどっこい まだ生きている 花は二度咲く 三度咲く

●今日もあなたのこと思っています そっとありがとうをつぶやいています

●この花あげる 思いをこめて

●無邪気で素直 それがいちばん

31日分の日めくり…一つひとつが大野先生。

こうやって生きて、笑顔で乗り越え 示した言葉の数々は、スッと心に届いて沁みこむ言葉。

まだ一度も大野先生の美術館には行ったことが無いけれど、あの中学校の講演会で見せてくれた はにかんだやさしい笑顔が 今日照ちゃんの愛と共に我が家に届きました。

あたりまえが あたりまえでなくなった時 人はもう一度生まれ 与えられた使命を生きて行くのでしょうか。

風の丘には、たくさんの花が咲き出迎えてくれたそうです。

水道も電氣も通っていなかった阿蘇の山に建つ大野先生の風の丘美術館。

あ~まだまだ 私もひと踏ん張りも ふた踏ん張りもしないと、大野先生の足元にも及ばないなあ…。

この手、この足、この身体、そしてちょっと足りない頭と魂…全部輝かせて生きて行こうとこのチラシと、日めくりカレンダーが教えてくれました。