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お山開き

西日本最高峰「石鎚山」も、昨日からお山開き。

「仁」「智」「勇」の御神像…

そして、古事記の記述の中 2番目に生まれた石土毘古命(いわつちひこのみこと)

イザナギさまとイザナミさまの国生みの後、神生みの中2番目に生まれた神さま。

山全体が、御神体と崇められるお山は、私でも思わず手を合わせてしまうほどの神々しい姿。

山の神さまの「お山開き」が終わると、今度は海の神さまの「海開き」

昔、誰かが人生を変える3大スポーツが、「山登り」と「ヨット」と「スキー」だと聞いたことがあります。

この3つとも、2度と同じような状況がなく…山もヨットもスキーも自然との共有。

登山家に「なぜ 山に登るんですか?」と聞くと「そこに山があるから…」というあまりにも当たり前すぎる様な素敵な言葉。

私の人生を変えてくれたのも、その中のひとつ「スキー」

一つひとつ刻んでゆくターンにも、雪質やコース、そして自身の体調が大きく左右し、もっと上手くなりたい!さっきの様に滑ってみたい!!と、ひと滑りひと滑りが真剣そのもの。

世界最高峰を目指す登山家。

世界一周をヨットで成し遂げる冒険家。

山にも海にも、神さまが宿り そこで感じるものは 本当に何か不思議な世界へと運んでくれるのかも知れません。

明日は、朝一番の飛行機で、東京に飛びます。

空をこえて…ららら 星の彼方…ではないですが、昔なら東京まで何時間もかかって歩いてた時代からは想像もできないような今。

5月四国での初公演で愛媛に来られた「風の祭典」の齋藤さん一家との久々の再会。

ご縁って不思議です。

齊藤美惠子さんに出逢わせて頂き、障がいを持つお母さんの強さと優しさを改めて感じさせていただきました。

普通ではない神宿る舞台を20年続けて来られてる齋藤さんご一家。

久しぶりの東京…そして「金町」というなんともリッチな駅で待ち合わせ。

認知症の叔母も今日の夕方から5日の夕方まで預かってもらって、しっかり自分の時間過ごさせて頂きます。

山も海もそして人との出逢いも 全て人智を超えた世界。

楽しんで参ります(*^^)v

禊の雨

やっと梅雨の季節を感じる今週…。

紫陽花も雨を喜ぶようにキラキラ輝き、やはり6月水無月…水の月。

7月1日には、四国西条のシンボル霊峰石鎚山のお山開きもあり、その前に浄化の雨。

お山開きと言えば…スキーインストラクター時代、シーズンも終わり ちょうど石鎚山の成就社にある白石旅館でお山開きの間のアルバイトしてみない?

…ということで、10日間のお山開きのアルバイトを、4~5年続いてさせて頂きました。

7月1日からのお山開きの準備から10日間のお山開きの期間、そして終わってからの片づけまでお手伝いさせてもらったときは、15日くらい。

岡山や広島、山口県からの石鎚信仰の信者さんが、その頃はしまなみ海道もなく夕方到着し、夕食を食べお風呂に入り…翌日朝3時には起床。

そして朝食をし、山頂へと登り ご来光を拝み…お昼近くには戻ってきて、昼食をすませ地元に戻っていく。

お山が御神体。

きっと遠い遠い昔、瀬戸内海の向こうから見る そびえ立つ西日本一の霊峰石鎚山は、雄々しく輝き、神さまのように 遠く近い存在だったのかも知れません。

しかし、あの頃の10日間のお山開きの最中は、毎日朝3時には起き、夜は10時ころまで手伝い…その後お風呂に入り、睡眠時間は毎日3~4時間ほど…。

今は、土小屋の方で旅館をしている白石旅館の長男、廉太郎さんが責任者で、毎年岡山大学のラグビー部の男の子達と食堂で働く10日間は、今では楽しい思い出。

アルバイトさせてもらってたのは、私がまだ28歳の頃~だったので、もう26年前。

ぎゃ!!その頃大学1年生だった彼らも今は、44~5歳?

私の中では、ずっと大学生のままの彼ら…。

お山開きの後、一緒に山頂まで登山し 鎖も登ってたんだから…私も若かったし体力あったな~と…。

不思議とお山開きを手伝わせて頂いた頃、何か運氣も上々…。山の神様のエネルギーを知らず知らずのうちに頂いてたのだと…思います。

10日間の中、出来れば山の神さまがやさしく包んでくれるような、お天氣に恵まれ 遠くからも近くからも来る人々にも 素晴らしいお山開きとなりますように…。

今週の雨は禊の雨。

霊宿る霊峰石鎚の神さま…あなたの麓で生活させて頂いていること…改めて感謝し ここに生まれたことを嬉しく思います。