今朝、松下幸之助氏をクローズアップさせたテレビ番組が放送されていました。
その番組をしっかりと観る時間はなかったけれど、「経営の神さま」と呼ばれ…また、世界の松下とまでも言われるほどの人間。
エピソードや語録は本屋さんやインターネットでも たくさん披露されていて…。
9歳で丁稚奉公に出て、94歳で逝去されるまで…。
「松下電器を大きくするか、小さくするかということは。社長の私が決めるものでもなければ、松下電器が決めるものでもありません。すべて社会が決定してくれるものだと思います」
…と、語ったという幸之助氏。
また、ある人が胸にたまっっていた うっぷんや不満を幸之助氏に対し、あらいざらいぶちまけた。
話しているうちにボロボロ泣けてきて、涙ながらに訴えたという。
その間ひと言も口をはさまずに じっと聞いていた幸之助氏が最後に ぽつんと言った言葉
「きみは幸せやなあ。それだけ面白うないことがあっても、こうやって愚痴をこぼす相手があるんやからな。僕には誰もそんな人おらへん。君は幸せやで」 と…。
リーダーは孤独。
この幸之助氏の思いや行動。
一緒にすることは不謹慎かも知れないけれど、キリスト・イエスや天皇陛下が抱く思いと同じかも…と思ってしまう。
「誰もわかってくれなくても、お天道様や神さまはちゃんと胸のうちまでわかってくれている!!」…と、いう確固たる思い。
一人じゃないよ!!
イエス様が十字架を背負い、鞭打たれ 罵声を浴びせられながらも ひとり歩く ゴルゴダの丘に至るまでの道 ヴィアドロローサ。
主の愛と慈しみを受けたものが辿る 栄光への道。
「逆境の中でこそ人は成長する」そうだけれど、優しい言葉や思いやり溢れる言葉で人は救われることも…。
キリスト・イエスの受難日からイースターと呼ばれる復活祭までのここ数日、そんなことを思う 風強い春の夜…。