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春の雨

太陽院院長  近藤  千恵子です(*^^*)

朝 目を覚ますと 外は雨の音。

一雨ごとに 花が咲き  一雨ごとに  暖かくなる春の雨。

春のお彼岸を迎え  21日には春分の日。

大きく世の中が変わる 今年も あっという間に3月。

4月1日には 新しい元号が発表され  4月30日には  平成が終わりを告げます。

4月30日は、私が結婚して20回目の結婚記念日。

次の御代はどんな時代になるのでしょうか。

26歳から56歳までの  私にとっての平成のこの30年間も  本当にたくさんのことを学び体験した毎日でした。

NHKの大河ドラマ「いだてん」で 初めてオリンピックにでる主人公が放つ言葉…

「我らの一歩は日本人の一歩たい!」

ファーストペンギン。

誰かが初めの一歩を 踏み出し  後に続いていく多くの出来事。

世の中が大きく変化する今だからこそ   ぶれないアンテナ立てて 進んで行きたいものです。

脱皮の時!?

太陽院院長 近藤  千恵子です(^_^)/

春の雨が降ってきました。

我が家の小さな庭のクリスマスローズも  早、花が咲き…、葉っぱを全部落としていた紫陽花の枝には新芽が出て来て…

鉢植えの蘭も、覗いてみるとしっかり蕾が膨らみ…

寒かった冬を越えて、やっと春を感じるようになりました…。

そんな朝、突然知り合いのまだ若い男子から…

「今から行ってもいいですか?」と、LINEが入り…

「良いですよ~」と、返信。

そして、2~3分後 我が家の前に車が止まり…出て来た彼は、歩くのもやっと…。

「ツラいんです…何もかもがツラくてツラくて…」

仕事や人間関係でいっぱいいっぱいになってしまった20代前半の彼が求めるSOS。

「一緒に病院に行ってもらっていいですか?」

そして、精神科もある病院へ…。

夜も眠れず…何をどうして良いのかもわからず…

しばらくぶりに会う彼は、生きて行く自信さえも失っているような状態。

少し待ったところで、診察室に呼ばれ、私は待合に…。

数十分後、診察室から出て来た彼は、入院の許可をお母さんからもらう為に お母さんに電話。

私も少し話させてもらって、短期間の入院が決まり…

病棟の看護師さんが来られるまでの間、

精神科の病棟は、普通の病院とはちょっと違うこと…

色んな人が入院しているし…本当に何が正解で、どんな生き方が良いのか…改めて考えさせられるようになるかもね。

なかなか精神科に入院することも無いから、これも経験だね…なんて話をしてる所に、病棟の看護師さんが迎えに来られ…

入院に必要なモノや 色々話始めたところで…

「入院やめます!」と…。

「えっ?」 「あっ!ちょっと待ってください…」

そして、また診察室へ呼ばれ…彼は「やっぱり入院やめます!!」ときっぱり。

顔をみると、朝我が家に来た時の弱々しさが無くなり…何か自分の中でヒントを見つけたような光も感じる様な表情…。

「入院しないでいい?」と、聞くと…「はい!入院せずに家に帰ります」と…。

笑顔さえも見える彼の心の中で、何が変わったのかわからないけれど、私にSOSを求め…病院に行き、ドクターに色々話を聞いてもらい…その後、希望していた入院手続きが進められ…そして、入院をキャンセル。

全て、自分で選択し…自身の中で見つけ出した遠くに輝く光。

そして、家に戻った頃…

「無事に家に戻れましたか?」とLINEしてみたところ…

「変なことばっかり言ってごめんなさい!将来が見えてきました!」と、返事もらい…

その後、「なんか薬飲んだらめっちゃ治って来てます!」と…。

良かった!良かった!!

寒い寒い冬の季節を乗り越え、芽吹く新芽のように…人もまた色々な感情や、人間関係を経て 新たな思考であったり 新たな行動へと動きだし…。

必ず迎える「死」…その「死」へ繋がる「生」の時間。

何が真実だか、何をするべきかわからないけれど…今、目の前に起こること全てが天の計らい。

人間のちっちゃな頭の中や、経験なんて…神さまの壮大な計画の中、渦中にいるあいだは、きっとわからず…

数年後、「あんな日もあったな~」と、笑ってお酒でも飲めるときを楽しみに 我が子のような彼を見守っていきたいです。