夕方5時からの…伊曾乃神社での水無月大祓式。
ギリギり間に合い参列させて頂きました。
「水無月の 夏越の祓ひ する人は 千歳の命のぶというなり」
水無月は、水の無い月とではなく 「水の月」
もともと古事記のお話の中でも、黄泉の国から逃げ帰り、川に入り水によって…目を洗い…鼻を洗って…禊してきたもの。
水の月…梅雨となり 人間だけでなく世の中の全てのモノが水によって清められる月。
そして宮中でも 1300年ほど前から水無月晦日には 夕刻大祓いの儀式が執り行われているのだそう…。
6月までの半年間の罪穢れを 人形に移し 祓ってもらう大祓い。
一人ひとりが川に入り、禊をするのではなく 人形に移し 茅の輪をくぐり そして、その青々とした植物は再生を促す力を宿すのだそう…。
今日の水無月大祓いと同じように、旧暦の6月15日…今年は8月6日には、西条市内を流れる加茂川の河原で執り行われる「夏越祭」
河原に幕屋が作られ、大勢の人々が この夏を無事に過ごせますように…と祈りこの日も人形に罪穢れを移し、茅の輪をくぐり 神さまに全託。
京都の祇園祭が行われる 7月17日などは 聖書から繋がるお話の中、疫病を祓う儀式として 伝わって来たのだとか…。
小さな頃から 夏越祭の日には お風呂上りに 人形(ひとかた)さんを手に…
頭がよくなりますように…
目がよく見えますように…
耳が聞こえますように…
顔がきれいになりますように…
と、手や足や身体全部を撫でまわし…なんだかホッとしたものです。
罪穢れを祓うより人形に願いを込めて…
50歳を過ぎた今でも、人形さんを手に 身体中を撫でまわし…たくさんの罪穢れを身代りになってもらいました。
清められ、そしてまたこれからの半年間…身も心も神さまと寄り添い過ごさせて頂きます。