六角堂

何日ぶりだろう?

いつからだろう?

どれだけ待ちこがれただろう?

待ちわびていた人にやっと出会えたようだ。


寒さで凍えてそうな、しぼんだ心を奮い立たせてくれるように

やっとの思いで朝日の光が、僕の顔にお披露目だ。

フロントガラスから射し込む陽が暖かくて不思議と

眩しさを感じない。不快な寒さを忘れさせる。

マイナス感情を埋め合わせるには、十二分な陽射しなのだ。

しかし昼過ぎには、もうすでに雲が遮(さえぎ)る。


母校の小学校を通過後、すぐに88か所巡礼の寺社の手前に

正多角形の美しい、古い木造建築物が目に入った。

数年前から国道を走行のたびに、

心の片隅にとどめ置いていた、いつも気にかかる建物であった。

好奇心が刺激されて、口が開く。

ーーーー「あっ、はっかく、==いや==」----

ーーーー「うーーん、ろっーーーかくーー堂」-----

ーー「ほら、あそこーー」ーーーその後、予想だにしていない

言葉が耳に届く。----ーー

ーーーー「行ってみよ」--ハンドルを切る

--「チカ、チカ、チカ」ーー右折する。

ーーー「え?」ーー怪訝(けげん)そうに聞き返す。

ーー「観てみたいんやろ」ーー「うん」ーーー

目的地、付近だと思(おぼ)しき場所を走行中に

目を凝らして山側を向く。ーー「この辺やろ。うーん」ーー

見つからない。--「あれ?」ー「どこやろ?」ーーー

札所の寺社を超えても見つからない。


Uターンして、改めて山側を探す。

来た道を戻る。直後であった。

真っ正面の視界に多角形のすっきりした整ったお堂が映った。

山側を道なりに進むと、すんなりと到着した。

来た道からだと、鋭角に入り込まないと、たどり着かない。

入り口に素人の手作り看板があった。「八角堂」と読める。

しかし建物は「六角形」だ。

---《???》ーーー「どういうこと??」ーーー

建物を何度も確認してみる。ーー「おかしい」ーー

ーー《6》しかないーーー《???》

ーーー何度見ても、八角じゃなくて「六角堂」ーーだった。

帰りに再度看板を見る。ーー《解決した》ーーー

「六」の看板の上部(ー|-)が雪で隠れて

「八」に見えていたのだった。看板の支え柱が朽ちかけて

看板が斜めに傾き、わずかに雪が積もってしまい

程よい具合に、紛らわしく見えていたのだ。

ーー《天使のいたずら?》ーー


ーー「来る時には見つからず」-

ー「反対側からは、やすやす、すんなりと」ー

ー「ほんと、死角になってた場所」ー

ーー「四角じゃない、八角」ーー

ー「いや、六角堂」ーー「、、、、、でした」ーー


人は自分の見たいようにしか、

都合の良いようにしか、

見えないのです。===見たくないのです。


そうそう、ところでその六角堂、時間の都合で

何のための、何があるのか、分からずじまい

解明しだい報告しますね。

今日はなんだか、何か(少し内容希薄ですが)

書き残したくて更新しました。


今日はここまで。近藤浩二でした。

洋楽紹介します。ではまた。


イーグルスで「恋人みたいに泣かないで」です。

1974年リリース。シングルカットせず。アルバム「オンザボーダー」に収録。

題名に反して歌の内容は「恋人みたいに泣いてみて」って内容

リズム&ブルースの香り漂う楽曲です。


 

ドリーパートンでナインテューファイブです。

1980年リリース。全米No.1位。

米国のカントリー女性歌手。シーナイーストンに

同名異曲がある。聴き比べてみると泥臭さが感じられる。

サラリーマンの悲哀を歌った楽曲。


 

カーペンターズでクロステューユーです。

1970年リリース。三週連続全米No.1位。アルバム「クロステューユー」よりシングルカット。自身初めての大ヒット曲。

バートバカラックお得意の名バラード曲。


 

エクストリームでモアザンワーズです。

1991年リリース。全米No.1位。アルバム「ポルノグラフティ」からシングルカット。アコースティックギターの響きが魅力的な楽曲。メンバーのヌーノベッティンコートの作品。

米国のロックバンド。自身最大のヒット曲。


 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です