日本の神話、古事記に記された天皇。
今の今上天皇は125代。
初代神武天皇が建国を宣言され、2676年続く皇室。
天上の神々の中で初めての夫婦となった、イザナギとイザナミが コ~ロ コ~ロ と、長い矛で混沌とした海を回して落ちた雫から、
淡路島、四国、隠岐の島、九州、壱岐の島、対馬、佐渡島、本州・・・と続々と国が生まれ、
その後、風の神、石の神、海の神、水の神、火の神等々を生み・・・。
火の神を生んだ時に、大切な所をやけどし 黄泉の国へ逝ってしまったイザナミ。
ずっと一緒にいたかった嫁を亡くし、寂しくて寂しくて黄泉の国に逢いに行ったイザナギ。
せっかく会いに行ったものの、黄泉の国の食べ物をもう食べてしまい、もう元の世界には戻れないイザナミ。
しかしせっかく来てくれたイザナギの事を思い、「ちょっと黄泉の国から戻ること出来るかきいて来るから、待っててね。でも中はぜったい覗かないでよ!」と。
そういわれて、待ってたものの 待ち遠しくて…待ち遠しくて…そっと覗いてしまい、そこで見たものは…
この世の者とは思えないほど醜い姿となったイザナミ。
覗いてはダメ!と言われながら覗いてしまい、あの醜い姿を見てしまったイザナギは、
「見たな~」と言うことでイザナミに追いかけられて・・・。
追われ、途中桃を投げつけながらも、ようよう逃げ切り・・・水辺へ。
※そういうことで桃が邪氣除けの様で。
たどり着いた川で、「おおおおお~醜いものを見てしまった~」と、禊。
イザナギが、左の目を洗うと「天照大神」がうまれ
右の目を洗うと「月読みの命」、そして鼻を洗うと「スサノオノミコト」とイザナギが禊をしたことで生まれた3人の神様。
しばらくの間は、スサノオの命の子孫が大社大和の国を治めていたが、何せ鼻から生まれた者で鼻息荒く、天上界から見ていた天照大神さま。
自身の子孫がこの国を治めた方が良いと、子の時代にはまだ時に至らず、
その孫ニニギノミコトが九州の高千穂に手には稲、そして 鏡・勾玉・刀と三種の神器を持って「天孫降臨」
地上に降りたニニギノミコトは、出会った美しい「コノハナサクヤヒメ」に一目ぼれ。
お父さんである山の神さまに「娘さんと結婚させて下さい」と・・・。
「良いですよ!」ってことで、喜んだものの 山の神さまにもう一人いた娘の「岩長姫」も一緒に嫁入り。
「コノハナサクヤヒメ」と「イワナガヒメ」名前からも顔が想像できそうなほど・・・。
もうしわけないけれど、「イワナガヒメ」は、山の神の元へ追い返され。
娘を返され怒った山の神さま。
神さまには、寿命が無いはずなのに、この「岩長姫」が父の元に返された所から寿命が決められたそうで・・・。
ここまで、読んでも「神さまって人間的!!」っていう感じ。
その後、コノハナサクヤヒメは妊娠。本当にわたしの子供か?と疑うニニギノミコトに、出産の際 コノハナサクヤヒメは 産屋に火を放ち、「あなたの子であれば必ず生き残るはず…」と。
そこで生まれたのが通称「山幸彦」、「海幸彦」ともうひとり3人の子供。
この山幸彦がお兄ちゃんの海幸彦とお互いの仕事道具を交換。
その時、海幸彦の大切な釣り針を無くしてしまったことで、海の世界へ。
そして、山幸彦が海の神さまの娘と結婚して出来た4人の子供の中の一人が日本の建国を宣言し最初の天皇となった神武天皇。
神話から現実の世界へと広がる日本の神話「古事記」
そして、万世一系男子で繋がるこの国での天皇陛下のお仕事は、この国の平安と国民の幸せを祈る事。
2014年5月、4日間の勤労奉仕に参加させて頂いた際 皇居で天皇皇后両陛下のご会釈を賜った際、「あ~有り難いな~」と全身で感じた慈しみと愛の波動。
魂の底からの感謝と本日83歳のお誕生日を心よりお祝い申し上げます。
側近が語った今上陛下の素顔